何度でも笑えてしまう「シルバー川柳」リバイバル（１１）

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公益社団法人「全国有料老人ホーム協会（有老協）」が、２００１年に、設立２０周年を記念してスタートさせた「シルバー川柳の公募」と「入選作品発表」。毎年、楽しみにしている類であるが、２２回目となる今年も、９月に、「入選作品」が　同協会のホームページ上で発表され、当ブログでもご紹介させていただいた。
過去の「入選作品」も、同協会のホームページ上で、いつでも閲覧出来、これまで、毎年のように、繰り返しご紹介しているが・・、
　　何度でも笑えてしまう「シルバー川柳」
いずれも、川柳の「才能有り」の人達の傑作揃い、思わず吹き出してしまったり、有る！、有る！　頷いてしまったり、上手い、座布団２枚！・・等と膝を打ってしまったりする句ばかり。
頭カチカチ、ユーモアセンスゼロ、川柳の才まるで無しの爺さん。
２０２２年も終盤、今年も川柳で笑って締めたいものだ等という気になり、過去のブログ記事をコピペ、リメイク、「入選作品」に、再登場してもらうことにした。

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（注）「シルバー川柳入選作品」を、当ブログ上でご紹介することについては　
同協会のご承認をいただいている。

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「第１１回シルバー川柳入選作品」（全２０作品・順不同）
２０１１年（平成２３年）、９，４４１句の応募作品から選ばれた作品

目には蚊を耳には蝉を飼っている　（男性・６７歳）
（上手ーい！、飛蚊症、耳鳴り、を、蚊と蝉を飼っている・・なーんて）

まだ生きるつもりで並ぶ宝くじ　（男性・３６歳）
（◯百万円✕◯◯年分の老後資金？＝◯千万円、とらぬ狸の皮算用、夢を見ながら年末ジャンボ）

「いらっしゃい」孫を迎えて去る諭吉　（女性・６３歳）
（子、孫、熱烈歓迎！・・・、なんですが、国民年金暮らしの、◯万円出費は、痛ーい）

中身より字の大きさで選ぶ本　（男性・７１歳）
（数年前に、図書館で、「大活字本」という書籍が有ること、初めて知り、読んでいました）

少ないが満額払う散髪代　（男性・６６歳）
（料金半額・・・っていう分けにはいかないんですよね）

振り返り犬が気遣う散歩道　（女性・４４歳）
（散歩中、犬に、「足引きずっているけど、大丈夫ですか？」っていう目で見られる爺さんでーす）

歩こう会アルコール会と聞き違え　（男性・６６歳）
（聞き違えるなんて、お元気な証拠、歩こう会＝アルコール会・・・いいね、いいね）

カード増え暗証番号裏に書き　（女性・５９歳）
（書いておきたい気持ち、分かる、分かる・・・、パスワードだらけ、どうすりゃいいのさ、ですね）

入場料顔見て即座に割り引かれ　（男性・７１歳）
（誰が見たって、６５歳以上の高齢者？、証明要りません、・・・てか）

これも大事あれも大事とゴミの部屋　（女性・６７歳）
（います、います。実家の母親もそうでした。解体工事前に、苦労しました）

「お年です」それが病気か田舎医者　（男性・８３歳）
（病名より、「お年です」と言われて、がっかりする高齢者、意外に多いようですよ。お医者さん）

聴力の検査で測れぬ地獄耳　（女性・７１歳）
（検診では、聴力落ちてるって言われているおばあちゃん、でも、油断しちゃーいけません）

万歩計半分以上は探しもの　（男性・６８歳）
（無い！無い！、無い！、探し回るのも、健康のためには、いいことなのかもね・・・）

ボランティア するもされるも 高齢者　（男性・４９歳）
（ボランティア活動されている多くの高齢者の皆さん、頭が下がります）

お迎えはどこから来るのと孫が聞く　（女性・７３歳）
（いいな、いいな、孫との会話・・・、どこからくるのかな？）

誕生日ローソク吹いて立ちくらみ　（男性・６３歳）
（何しろ、本数が多いものですから・・・）

なれそめを初めてきいた通夜の晩　（女性・２５歳）
（意外と知らない父母のなれそめ？・・、生きている内には、なかなか聞けないものですね）

飲み代が酒から薬にかわる年　（男性・７２歳）
（身体のあっちこっちにガタが出始め病院通いするようになり、薬飲め飲め、酒飲むな）

若作り席をゆずられムダを知り　（男性・７１歳）
（どんなに化けても、老いは隠せませんよ・・・・）

未練ない言うが地震で先に逃げ　（男性・８４歳）
（「もう何時死んでもいい」・・が口癖になっている後期高齢者ではありますが・・いざ、となれば）

（ネットから拝借イラスト）

五七五、わずか１７文字に
作者の人柄や夫婦家族の情景、世相までが詰まった川柳、
作者それぞれの鋭い着眼点、ユーモアセンスに感じ入りながら
思わず吹き出してしまったり、
有る、有る・・・頷いてしまったり、
うまいなあー、膝を打ってしまったり、
ユーモアセンスゼロ、頭カチカチ、
川柳の才能まるで無しの爺さんである。

高齢者の日々、病気、介護、年金生活、・・・
いろいろ問題有りだが　
「シルバー川柳」の如く、笑い飛ばして
　明るく暮らしていきたいものだ。

堪えても笑えてしまう五七五

（つづく）