たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

クンシランの株分け、大仕事、力仕事、助手?

2024年07月16日 16時43分50秒 | 暮らしの記録

妻が、数十年前から、何度も何度も株分けし、
友人、知人等にも進呈しながら、
大切に面倒見てきた、鉢植えのクンシラン、
今年の春には、大、小、7鉢になっていたが、
その内の3鉢は、ここ10年以上、株分けしておらず、
かなり大株になって、根が盛り上がっており、
なんとかしなくては・・・と言いながらも、
なかなか、重い腰が上がらなかった妻、
やっとその気になり、
先日、赤玉土、腐葉土、鉢を買ってきて・・・・・・。
当地、今日は、1日中、雨が降り続き、最高気温も25℃前後、
体感的には、ヒンヤリ涼しくも有り、
雨天決行?
株分けすることと相成った。
まず鉢から、抜き出すのが大変、
重くて、堅くて、大仕事、力仕事、
しっかり絡み合った根を解し、切り分けるのも大変、
株分けし、新たな鉢に、植え込むのも、一人では大変、
爺さんの出番、
あーせい!、こーせー!、言われるまま動く助手?、ではあるが、二人掛かりで、
悪戦苦闘、トータル、5~6時間、
結果、3鉢が、12鉢にもなり、
他に4鉢有り、合わせると、16鉢になる。
扶養家族?が、どーんと増えてしまい、面倒見るのが大変になる。
またまた、どこか、嫁入り先?を探さないと・・・、
「エッ!、もう数人から、申し込み、有るの?・・・」


爺さんの備忘録的花図鑑・「クンシラン(君子蘭)」
👇
こちら


足、腰、痛!、痛!、
やれ、やれ、
一件落着、


懐かしい映画と映画音楽・その10

2024年07月16日 08時45分33秒 | 懐かしいあの曲

昭和30年代、40年代、地方の小都市にも、邦画、洋画の映画館が1館や2館、必ず有ったものだ。テレビで映画を観られる時代ではなく、ビデオも無し、映画は 映画館に足を運んで観るものだった。薄給だった若い頃、おいそれと映画館通いすることは無理だったが、後年「不朽の名作」と評されているような映画は、結構観ていたように思う。
映画が斜陽産業の代名詞にもなり、映画館が身近な街からどんどん姿を消してしまった頃から、映画館に足を運ぶことも ほとんど無くなっているが、最近は テレビで放送される映画番組等で 時々ではあるが、懐かしい名作映画を楽しんでいる類である。これまで、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に書き留めてきた曲の中で、特に懐かしく思うような映画と映画音楽を、ピック・アップ、コピペ、リメイク、改めて、書き留め置くことにした。


懐かしい映画と映画音楽・その10
映画「卒業」と主題曲「サウンド・オブ・サイレンス」(再)

サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」については、6年前にも、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に書き留めていたが、時々、アクセスが有ったりして、今でも人気の高い曲であることが分かる。

今更になってネット等で調べてみると
映画「卒業(The Graduate)」は、マイク・ニコルス 監督、ダスティン・ホフマン、主演で制作され、1967年(昭和42年)に公開された、アメリカの青春恋愛映画だった。

映画「卒業」を、いつ頃、どこで、観たのか等の記憶は定かで無くなっているが、ダスティン・ホフマン演ずるベンジャミン・ブラドックが、父親の職業上のパートナー、ミスター・ロビンソンの妻、ミセス・ロビンソン(アン・バンクロフト)と起こす衝撃的ストーリー性や、教会に駆け付け、結婚式の最中の花嫁、エレーン・ロビンソン(キャサリン・ロス)を花婿から奪い、二人で逃げるラストシーン、映画の中で、強く弱く流れていた主題曲、サイモン&ガーファンクル「サウンド・オブ・サイレンス(Sound of Silence)」は、脳に焼き付いており、以後ずっと聴き続けている映画音楽の一つになっている。

(ネットから拝借画像)

映画「卒業」・主題曲「サウンド・オブ・サイレンス」

 


懐かしい映画と映画音楽・その9

2024年07月15日 20時37分03秒 | 懐かしいあの曲

昭和30年代、40年代、地方の小都市にも、邦画、洋画の映画館が1館や2館、必ず有ったものだ。テレビで映画を観られる時代ではなく、ビデオも無し、映画は 映画館に足を運んで観るものだった。薄給だった若い頃、おいそれと映画館通いすることは無理だったが、後年「不朽の名作」と評されているような映画は、結構観ていたように思う。
映画が斜陽産業の代名詞にもなり、映画館が身近な街からどんどん姿を消してしまった頃から、映画館に足を運ぶことも ほとんど無くなっているが、最近は テレビで放送される映画番組等で 時々ではあるが、懐かしい名作映画を楽しんでいる類である。これまで、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に書き留めてきた曲の中で、特に懐かしく思うような映画と映画音楽を、ピック・アップ、コピペ、リメイク、改めて、書き留め置くことにした。


懐かしい映画と映画音楽・その9
映画「旅情」と主題曲「ヴェニスの夏の日」(再)

毎年、夏になると、ふっと思い浮かんでくる、懐かしい映画がいくつか有るが、「旅情」もその一つだ。

今更になってネット等で調べてみると
映画「旅情(Summertime)」は、デビット・リーンが監督、キャサリン・ヘプバーンロッサノ・ブラッツィ主演で制作され、1955年(昭和30年)に公開された、イギリス・アメリカ合作の恋愛映画だった。
アメリカ、オハイオ州在住の自称「おしゃれな秘書」、38才の独身女性の主人公、ジェーン・ハドソン(キャサリン・ヘプバーン)が、長期休暇を取り、念願だったヨーロッパ旅行に出掛け、最後に訪れたヴェニス(ヴェネツィア)で、イタリア人、レナート・デ・ロッシ(ロッサノ・ブラッツィ)とめぐり逢い、別離するまでの物語だが、水の都ヴェニス(ヴェネツィア)が舞台、美しい風景があふれている映画だった。やはり、若い頃は、一度は、訪れてみたい海外の上位だった、ヴェニス(ヴェネツィア)、とうとう、その機会は無く、今では、映画や、映像、画像で、楽しんでいる風である。
ロッサノ・ブラッツィが歌った、主題曲「ヴェニスの夏の日(Summertime In Venice)」は、当時、大ヒットし、数多の楽団や歌手に、演奏され、歌われていたような気がする。
地中海の雰囲気を感じさせる、ロマンチックな旋律、
やはり、脳裏に焼き付いている映画音楽の一つになっている。

(ネットから拝借画像)

映画「旅情」・主題曲「ヴェニスの夏の日」 (YouTubeから共有)


我が家の猫額庭でも、オニユリが咲き始め・・・・、

2024年07月15日 14時30分21秒 | 暮らしの記録

当地、今日の天気予報は、「曇時々雨」・・・だったが、
日中は、時々、薄日が射し、ものすごく、湿度が高く、
鬱陶しい日になっている。
「オニユリ、咲いてるヨー」
「花と庭の係」の妻から、声が掛かった。
すでに、散歩・ウオーキングの途中で、あちらこちら、「オニユリ」が開花しているのを見掛けているが、放ったらかしの我が家の猫額庭でも、ようやく咲き始め、「花の写真を撮るだけ係」の爺さんの出番となった。
草花に超疎い爺さんではあるが、「オニユリ」は、北陸の山村で子供の頃から、近所の家の庭等で見ていて、最も馴染んでいた夏の花のひとつで有る。
つい、数年前までは、「ヤマユリ」も、「スカシユリ」も、「タカサゴユリ」も、「ウバユリ」も知らず、「ユリ(百合)」と言えば「オニユリ(鬼百合)」のことだと思っていた位である。
毎年のこと、「オニユリ」の花を見ると、「盛夏」という感じがし、
「麦藁帽子」、「水浴び」、「水中めがね」、「オニヤンマ」、「キリギリス」、「アブラゼミ」、「ニイニイゼミ」、「団扇」、「アイスキャンデー」、「スイカ」、等々・・・・、
子供の頃の夏休みの情景が、連想されてくるようだ。


爺さんの備忘録的花図鑑・「オニユリ(鬼百合)」
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こちら


 


「爺さんの備忘録的花図鑑」・「マ」

2024年07月14日 21時57分54秒 | 爺さんの備忘録的花図鑑

「爺さんの備忘録的花図鑑」

「マ」

◯マーガレット              ⇨ 2024.05.02  
◯マイヅルソウ(舞鶴草)         ⇨ 2022.02.23
◯マツバウンラン(松葉海蘭)       ⇨ 2020.04.29 
◯マツバギク(松葉菊)          ⇨ 2019.05.28
◯マツヨイグサ(待宵草)         ⇨ 2021.07.01
◯マトリカリア(夏白菊)         ⇨ 2024.07.11
◯マメアサガオ(豆朝顔)         ⇨ 2023.09.22
◯マユミ(真弓)             ⇨ 2022.11.29
◯マリーゴールド             ⇨ 2023.07.21
◯マルバルコウソウ(丸葉縷紅草)     ⇨ 2021.09.04
◯マロニエ(ベニバナトチノキ)      ⇨ 2019.05.11
◯マンサク(満作・万作)         ⇨ 2024.02.17
◯マンデビラ               ⇨ 2021.09.13
◯マンリョウ(万両)           ⇨ 2021.07.31


 


懐かしい映画と映画音楽・その8

2024年07月14日 09時29分25秒 | 懐かしいあの曲

昭和30年代、40年代、地方の小都市にも、邦画、洋画の映画館が1館や2館、必ず有ったものだ。テレビで映画を観られる時代ではなく、ビデオも無し、映画は 映画館に足を運んで観るものだった。薄給だった若い頃、おいそれと映画館通いすることは無理だったが、後年「不朽の名作」と評されているような映画は、結構観ていたように思う。
映画が斜陽産業の代名詞にもなり、映画館が身近な街からどんどん姿を消してしまった頃から、映画館に足を運ぶことも ほとんど無くなっているが、最近は テレビで放送される映画番組等で 時々ではあるが、懐かしい名作映画を楽しんでいる類である。これまで、ブログ・カテゴリー「懐かしいあの曲」に書き留めてきた曲の中で、特に懐かしく思うような映画と映画音楽を、ピック・アップ、コピペ、リメイク、改めて、書き留め置くことにした。


懐かしい映画と映画音楽・その8
映画「アラモ」と主題曲「遥かなるアラモ」(再)

先日、「懐かしい映画と映画音楽・その7」で、ジョン・ウエイン主演の「ハタリ!(Hatari!)」を、書き留めたばかりだが、「ジョン・ウエイン」と言えば、「西部劇」、その中のひとつ、「アラモ」を思い出し、「ブログ内検索」してみたら、7年前にも書き込んで有り、早速、コピペ、リメイク、改めて書き留め置くことにした。

今更になってネットで調べてみると
「アラモ(The Alamo)」は、ジョン・ウエイン監督、ジョン・ウエイン、リチャード・ウィドマーク、ローレンス・ハーヴェイ等出演で製作され、1960年(昭和35年)に公開されたアメリカの西部劇映画、テキサス独立戦争中の1836年に起こった「アラモの戦い」を題材にした映画だった。
若い頃のこと、西部劇映画が目白押しの一時代が有った。「アラモ」も、映画館に足を運んで観たような気がするが、後年になって、テレビの映画放送番組等でも観ているので、いつ頃、どこで観たのか等の記憶は曖昧になっている。
ただ、フォークソング グループ ブラザース・フォア(Brothers Four)の4枚目のシングル盤として発表された、この映画の主題曲「遙かなるアラモ(The Green Leaves of Summer)」は、当時大ヒット、ラジオ等から盛んに流れていたもので、脳裏に焼き付いている。

(ネットから拝借画像)

映画「アラモ」と主題曲「遥かなるアラモ」 (YouTubeから共有) 
 

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民謡をたずねて・その40

2024年07月14日 06時27分14秒 | 懐かしいあの曲

先日、不要雑物整理廃棄処分中に、記憶から完全に喪失していた小冊子2冊が出てきた。
表題は、「日本縦断お国ぶり・民謡文庫」
何時頃、入手したものやら、ページを開いてみても、まるっきり覚えが無く、巻末を見ると、
制作・発行は NHKサービスセンターで、1981、1982、(無断転記禁ず)となっている。
どうも非売品のようで、表紙には、「朝日新聞」と印刷されていることから、何かの進呈品だったのかも知れない。

                 

「民謡」・・・、最近は、とんと聴く機会が無くなってしまっているが、子供の頃は、よくラジオ等から流れていて、NHKの素人のど自慢等でも、盛んに民謡が歌われていたような気がする。
子供のこととて、しっかり覚えるようなことは無かったが、なんとなく脳裏に焼き付いている民謡が、かなり有り、懐かしくもなる。
昭和20年代後半から30年代、小学生、中学生の内から、民謡が好きだった祖母と一緒になってNHKラジオ第1放送の夜8時台の放送番組、「民謡はこころのふるさと・・・・♫」のナレーションで始まる「民謡をたずねて」という番組をなんとなく聴いていたこともあって、どちらかというと、民謡に親しみを感ずる人間になっている気がする。
昔のことを懐かしがるのは、老人のもっとも老人たるところだが、ページを捲りながら、
ボチボチと ランダムに、日本全国の「民謡をたずねて」・・・、みよう等と思い込んだところだ。


民謡をたずねて・その40
「黒田節」
(福岡県)

先日、図書館から借りていた、葉室麟著、「鬼神の如く・黒田叛臣伝」を読み終えたが、筑前福岡黒田藩の「黒田騒動」を題材にした長編時代小説だった。これまで知らなかった史実や九州各地の地名等にも触れ、大いに、目から鱗・・・・、になった気がするが、「筑前福岡黒田藩」から、ふっと連想してしまう民謡と言えば、福岡県の代表的民謡、「黒田節」。
今更になってネット等で調べてみると
「黒田節」は、元々は、平安中期から流行した白拍子遊女が歌う七五調四句の歌、朗詠式の「今様歌」だったのだそうで、宮廷貴紳にも愛唱され、宮中の節会などでも歌われ、雅楽越天楽の旋律で歌うものを「越天楽今様」と言われていたのだそうだ。後に、この歌を、筑前福岡52万石黒田藩藩主が特に愛唱し、藩士も新しい歌詞を作って興じ、明治以降は、俗謡の影響を受けて陽旋律から陰旋律に変わり現在の形になっているのだという。
「黒田節」と改名されたのは、昭和3年のことで、NHK福岡放送局の芸能係であった井上精三氏によるものだったのだそうだ。
それ以後、「黒田節」は、男性的で、親しみ深い曲調から、大衆に愛され、次第に福岡県の代表的民謡として、全国で歌われるようになったようだ。
因みに、誰でも知っている歌詞、「酒は、飲め飲め、飲むならば・・・」には、次のような実話があるのだそうだ。
天正18年、豊臣秀吉の小田原城攻略の折、手柄を立てた福島正則は、秀吉から「日本号」という名槍を贈られて祝宴を張っていたが、そこに黒田二十五騎の一人、毛利但馬守友信(母里太兵衛)が使者としてやってきた。正則は大盃を出して酒を勧めたが、毛利は酒を禁じられていたため、祝宴であっても受けようとしなかった。毛利は、正則に、飲んだならば望みの品を褒美として使わすと言われ、大盃を3杯飲み干し、「日本号の名槍を所望」と願った。正則は、驚いたが、武士に二言無し、この意気込みこそ、黒田藩武士にふさわしいと、名槍「日本号」を毛利に与えたという話である。
「へー!、そう言う歌詞だったのか、知らなかった・・・・」、
である。

「黒田節」  (YouTubeから共有)


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今年の夏野菜、全体、ピークが早過ぎ?

2024年07月13日 18時38分30秒 | 畑日誌(見様見真似の野菜作り)

7月13日(土)、世の中、三連休の初日?
毎年のこと、国民の祝日「海の日」は、カレンダーを見て気が付くレベルで、
今年は、7月15日(月)が「海の日」。
三連休中は、なおも梅雨前線が停滞し、局地的に大雨になるおそれも有ると
予報されており、海、山の行楽には、注意が要りそうだ。

(日本気象協会、tenki.jp より)

三連休、、、、そんなの関係無い老夫婦、
 もう、3日間も行ってないし・・・・、
 今日は、どうしても、様子をみてこなくては・・・、
というこことで、
午前中、Go To 畑!、と相成った。

(1)トマト、ミニトマト、キュウリ、ナス、ゴーヤ、収穫、
   ナス、キュウリは、すでに、ピークを過ぎ、ほとんど採れなくなっており、
   トマトも、今回が、ピーク?、かも、
   今年は、夏野菜全体、ピークが早過ぎ?

ミニトマトは、もう少し、採れそう?

(2)インゲンマメ、片付け、
   すでに、枝葉が枯れ始め、生らなくなっていたインゲンマメ、
   引き抜いて、片付け。

(3)草取り(草抜き)
   ネギの畝等、雑草に埋もれており、
   今日は、ほんの一部だけ、草取り(草抜き)、

2時間程、掛かってしまい、
全身汗だく、
やり残し有り・・、だが、
体力限界、時間切れ、
引き上げてきた。
シャワーを浴びて、スッキリ、
やれ、やれ、
午後は、昼寝?になりそうだ。


雨上がり、早朝、ヒンヤリ、

2024年07月13日 09時49分41秒 | 散歩・ウオーキング

当地、昨日から未明まで降り続いていた雨が、朝方には止み、
今日の天気予報は、「晴のち曇」、最高気温=30℃。
水冷効果?
早朝は、半ズボンでは寒い位、ヒンヤリ、
散歩・ウオーキングも、リハビリ的運動のひとつ?と決め込んでおり、
出来る限り、続けたい一心、
やおら重い腰を上げ、ちょこっと近くを歩いてきた。
 君の名は?花に訊ねつ爺散歩
途中、何度も立ち止まり、背伸ばし、屈伸、伸脚・・・しながら、
スマホの歩数計で、約6,900歩。

君の名は?・・・・・・、
「八重のクチナシ」
だった。

 


爺さんの備忘録的花図鑑「クチナシ」
👇️
こちら


ヤマユリ

 

コリウス                君の名は?
                    えーっと?、えーっと?、

 

サルスベリ

ハグロトンボ

 

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葉室麟著 「鬼神の如く・黒田叛臣伝」

2024年07月13日 07時59分08秒 | 読書記

図書館から借りていた、葉室麟著「鬼神の如く・黒田叛臣伝」(新潮社)を、読み終えた。本書は、有名な筑前黒田藩の「黒田騒動」を題材にした長編時代小説で、第20回司馬遼太郎賞受賞作品だった。


読んでも読んでも、そのそばから忘れてしまう老脳。
読んだことの有る本を、うっかりまた借りてくるような失態を繰り返さないためにも、
その都度、備忘録として、ブログ・カテゴリー「読書記」に、書き留め置くことにしている。


▢目次
(一)~(三十六)

▢主な登場人物
栗山大膳(筑前黒田藩家老)、赤西源八、梅津龍翁、
黒田忠之(筑前黒田藩藩主)、倉八十太夫、井上周防、
深草卓馬、舞、夢想権之助、
宮本武蔵、宮本伊織、
竹中采女正(豊後府内藩藩主・長崎奉行)
末次平蔵茂貞(長崎代官)、
徳川家光(三代将軍)、柳生但馬守宗矩、柳生十兵衛三厳、土井利勝(老中)、
井伊掃部直孝(彦根藩藩主・夜叉掃部)、松平伊豆守信綱(老中、知恵伊豆)、
大矢野四郎(天草四郎)、フェレイラ(宣教師・ポルトガル人)

▢あらすじ等
「わが主君に謀反の疑いあり」・・・、自藩黒田藩が幕府の大名家取り潰しの標的となったことを悟りながら、黒田藩家老・栗山大膳は、あえて主君である藩主黒田忠之を幕府に訴え出る。その真意は?、
そこには、九州の覇権を求める細川家や竹中家、海外出兵を目指す将軍家光、等々の、様々な思惑が絡み合っており・・・、
藩主に疎まれ、対立しながらも、鬼となって、策謀を巡らす大膳に、次々と刺客が押し寄せるが、
泰然自若として動じない大膳、叛臣なのか、本当の忠義とは何かを、見事に描いている作品である。
命を掛けて幕閣と渡り合う大膳の迫力、果たして、黒田藩は、救われるのか?、
何事にも恐れること無く、堂々と、揺るぎなく、信じる道を突き進み、その果、自らは、陸奥南部藩、盛岡藩お預けの身となり、影山四郎兵衛と名乗り、62歳で没した大膳の生き様、
黒田騒動、キリシタン弾圧、お家取り潰し、等々と史実に対する著者独自の解釈と、
宮本武蔵、天草四郎 等々、実在した人物や架空の人物を絡ませ、
小説としての面白さを堪能出来る作品だと思う。


(参考・参照)
👇️
福岡県朝倉市ホーム・ページ・ふるさと人物伝「栗山大膳」