寝苦しい暑い夜には、詩でも読んでやろう、という人に
詩をご紹介しましょう。
台風も気になりますが……ここで、ちょっと休憩。
鶴岡卓哉で、雨の唄、です。
\ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \
見える、僕には見える
あなたは繊細なメロディーの唄を歌っている
月に向かって話しながら
時間など気にすることもなく草原へと
駆ける、あなたの元へと
あなたと見える景色が同じならいいのに
それだったら音と映像との間にあなたはいると
うん、あなたは僕と同じ色が好きだから
あの景色の中の馬が紫色に見えても……
雨が降る、僕とあなたの隙間に降る、とても大きな雨粒
僕は泣く、泣いてあなたを攫ってゆこう
あなたとあの街に行こう、赤い蛇に乗っていこう
とうとう僕はあなたの苦悩を知った
あなたの歌が悲しすぎるということも、見える、ということも
月はまた雲に隠れた
あなたはもう、どこにも姿を現さない
詩をご紹介しましょう。
台風も気になりますが……ここで、ちょっと休憩。
鶴岡卓哉で、雨の唄、です。
\ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \
見える、僕には見える
あなたは繊細なメロディーの唄を歌っている
月に向かって話しながら
時間など気にすることもなく草原へと
駆ける、あなたの元へと
あなたと見える景色が同じならいいのに
それだったら音と映像との間にあなたはいると
うん、あなたは僕と同じ色が好きだから
あの景色の中の馬が紫色に見えても……
雨が降る、僕とあなたの隙間に降る、とても大きな雨粒
僕は泣く、泣いてあなたを攫ってゆこう
あなたとあの街に行こう、赤い蛇に乗っていこう
とうとう僕はあなたの苦悩を知った
あなたの歌が悲しすぎるということも、見える、ということも
月はまた雲に隠れた
あなたはもう、どこにも姿を現さない