文藝春秋 2016年6月
この世界のルールに馴染めない、なんか異な感がある、フツー
にして暮らせない、そもそもフツーってなんですか? と。
コンビニバイト歴18年36才処女未婚、古倉恵子の苦悩を描く。
クズの白羽はホントにクズとして描かれている。けど、こんなク
ズは現実にはちょっといない。といえば、古倉さんもいないのでは、
でも、このコンビニ人間という小説は完結している。ひとつのコン
ビニという題材によって、世界として成り立っている。
これが、文学というものの、おもしろさではないか……。
もしかして、村田女史が根底として、古倉さんと繋がっているから
こそ、こんなリアルさの伴った作品ができあがったのでは。
村田女史という人間の奥深さ、不思議さ、ますます、他の作品も
読んでみたくなってきた。
この世界のルールに馴染めない、なんか異な感がある、フツー
にして暮らせない、そもそもフツーってなんですか? と。
コンビニバイト歴18年36才処女未婚、古倉恵子の苦悩を描く。
クズの白羽はホントにクズとして描かれている。けど、こんなク
ズは現実にはちょっといない。といえば、古倉さんもいないのでは、
でも、このコンビニ人間という小説は完結している。ひとつのコン
ビニという題材によって、世界として成り立っている。
これが、文学というものの、おもしろさではないか……。
もしかして、村田女史が根底として、古倉さんと繋がっているから
こそ、こんなリアルさの伴った作品ができあがったのでは。
村田女史という人間の奥深さ、不思議さ、ますます、他の作品も
読んでみたくなってきた。