文春文庫 1993年
モンパの木とは、昼寝の木とも言われ、根が張っていて、
葉がたくさん茂っている木だそうだ。
シーナさんは沢野さんによるとせっかちらしい。
せっかちだから、しかけがはやいから書くものがおもし
ろいということにもなろう。仕事のできる男はせっかちだ、
という格言通りだと思う。
これは「新宿赤マント」シリーズだ。丁度、ひるめしのもんだい、
おろかな日々、これ、と読みすすんでいる。
SFのことも書かれているし、シーナさんの身辺事情がことこ
まかに書かれている。キヨスクの壁のゲロに寄りかかってコ
ートがゲロまみれになったことすら書かれている。
うーん、シーナファン、やめられまへんなあ......合掌。