村上春樹・訳 「人生のちょっとした煩い」所収。
ひとつは、「中古品の子供たちを育てる人々」
と題された小品。赤み顔と青ざめ顔によって語られ
形作られてゆく物語だが、ひとことでどうとゆうこ
とはできないタイプのお話だった。すごく宗教的な
話しも出てくるし、しかし、そればかりでもない。
リチャードとトントがでてくる点で、二つの物語は
共通している。ふたつ目は「少年期の問題」と題さ
れた小品。正直、なにを言っているのかよくわから
なかった。結局、なにを言いたいのか良く分からん
かった。物語とは言うものの、物が語られていない
という点でいささか問題があるらしい。散文的で
とりとめがなかった、というべきか。
(読了日 2023年11・17(金)23:36)