村上春樹・訳
いったいなんのこっちゃで、まったくわけが
わからなかった。
淡いピンクのローストとは、どうやら人肉の
ことを指すらしいが、本筋とはまったく関係
がないらしい。どうにもストーリーらしきも
のもないし、イミフだ。こんなものをどうし
ても訳したいという春樹氏の気持ちもわから
ない。
でも、この短編にもひとつ、心に残る文章が
あって、おじいさんにもう一回人生をやり直
せるとしたらどんなところを前とは違えたいと
思う? と言う問いに、おじいさんは、毎日
欠かさずジムに行くよ。仕事なんてクソ食らえ、
女なんぞクソ食らえ、ガンガンと鍛えまくって、
神様だってうまく壊せないくらいの身体を作る、
と言わせている。
そうか、ぼくもトレーニングを毎日やり続けて
正解なのだな、と納得した。
かといって、最近では一読して、さっとわかって
しまうってのも物足りなくかんじてしまうのだ。
(読了日 2023年 11・4(土)11:45)