講談社文庫 1988年
一度、終盤まで読んだのだが、俳優とのくだりでほ
っぽりだしてしまい、一か月寝かせて、また、上巻
を最後まで読み通した。警察で拘留されて、昨夜
のことについてつらつらと尋問されるカフカ的な袋
小路と拷問と主人公の読んでいるカフカの「審判」。
不思議な能力のある少女。羊男の再びの登場。次々と
疑問は沸き起こるが、それは放置されていくという
手法。
IQ84よりかはいいかな、と思う。IQ84は友達に
なれそうもないけど、本作なら電話で少しは話せそう
かな、と思う。
(読了日 2024年8・13(火)15:15)
(鶴岡 卓哉)
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