「海」昭和53年10月号
宗貞と兵一は山の上と下に住んでいて、宗貞は遅く
まで双六などをやって、夕メシをごちそうになる。
「ごんの節」というのがうたわれるのだが、なんだか
怖いな、とうすら寒くなってくると、帰ることになり、
山の上と下で部屋で繋がっている。部屋を次々と開けて
のぼってゆくのだが、その次々と部屋があるかんじが
恐ろしい。女の幽霊の絵があったり、不気味だ。
整然とした部屋が次々と現れるのは怖いものだ。
夕餉に向けて、ただひたすらに走り抜ける。
筒井氏は家族に対して、なにかあったのだろうか、
団らんは遠かった。
(読了日 2023年2・5(日)20:20)
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