「おいしいおはなし」所収
文女史の文章はいささか読みづらいと感じることも
あったが、この小品はどうか? 自分の所有物はど
れだけあるか? にこの話は集約されそうである。
物が増えると心が軽くなり、減ると気分は重くなる
ということらしい。ぼくは本を三千冊くらい持って
いるが、売ることにもなり、売れたら売れたで、嬉
しい反面、惜しい気もちもしないではない。ぼくの
所有物なんて、本とCDくらいだ。あと、洋服とゲー
ム。そんなに大量にあるわけではないが、それが失
って困るかといわれたら、まあ、困るだろうね。
このエッセイでは、お惣菜の立ち位置というのも問題
になってくる。お惣菜は買うもの、という人もいるの
じゃあないか。また、時代が変われば、価値観も変わる
それは、当然のことと思える。
(読了日 2022年11・28 19:30)
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