古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

雑記+猫阿弥陀 出久根達郎

2025-02-15 08:46:17 | 出久根達郎

さて、何を書きましょうかねえ。先日は、歯医者に

 

行ってきました。歯を入れたんですが、快調この上

 

ないですね。仮歯の時は死ぬかと思いましたが。

 

僕は自分の使命が二つあって、ひとつは文学を極め

 

ること。もう一つは、この世界をとことん観察し、

 

偵察することです。これまでの人生でいろいろな

 

ものを視てきました。主にTVでですけどね。

 

大抵のものは視てきてしまったし、聴いて来てしまった

 

ので、今では驚くことはあまりないと思っていました

 

が、それでも、驚くことはありますね、ここには書けま

 

せんけど。

 

自分がとことん宇宙人になった積りでいろいろな

 

ことを視ると面白いんですよね。

 

では、今日は同業者の古本屋さんが書いた短編

 

です。

 

中公文庫 1989年

 

どういうわけか、「腹中石」と「そつじながら」は

 

どうしても読む気にはならず、失礼した。

 

でも、この短編は構成も凝っているし、ニャオおばさん

 

なる猫みたいにニャオと啼きながら話すヘンなおばさんが

 

描かれ、そのニャオおばさんこと本室よし乃の書いたと云う

 

小説だか、日記だかが軸になって話は進んでいく。奇妙な話し

 

と云うのはぼくは大好きで、至ってフツーの話など何のために

 

読むのかよく分からない。戦時中の猫と古本の話しで、ここに

 

どうとは書けない。でも、とても楽しいストーリーで、ちょっと

 

汚い。猫と古本と云うのは相性がよろしいようであり、ぼくは

 

大の猫好きなので、同業者としては申し分のない短編であった。

 

(読了日 2025年1・4(土)23:25)

               (鶴岡 卓哉)


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