古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

稲荷の紋三郎      筒井康隆 

2021-12-26 13:35:56 | 筒井康隆

「壊れかた指南」所収。

 

モテモテの吾妻屋のお民はいいよってくる男ども

 

をしりぞけてくれと、妻恋山の稲荷に願う。

 

お民は結婚していて、ダンナは伊勢参りをしに行っ

 

ていてその留守を狙って、男どもはいいよってくる

 

そこへ、狐の紋三郎がボディガードだ、よろしく、玉

 

を切るわ、ケツの穴へ化けて挿れさせるわ、よくわか

 

らんことになってくる。

 

結末も良くわからなく、京極夏彦がなんとか、かんとか、

 

それなら、そんなことを書くなら、いっそダンナがお民が

 

ピンチだということを知ったところで終わらせてくれたら

 

よかろうものを、と思うが、そこが筒井流、ドタバタ的な

 

話ですな。小品だが、昔話的な感じもあって、今、ぼくは

 

昔話にハマっているのである意味、良かったです。……合掌。


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