「壊れかた指南」所収。
モテモテの吾妻屋のお民はいいよってくる男ども
をしりぞけてくれと、妻恋山の稲荷に願う。
お民は結婚していて、ダンナは伊勢参りをしに行っ
ていてその留守を狙って、男どもはいいよってくる
そこへ、狐の紋三郎がボディガードだ、よろしく、玉
を切るわ、ケツの穴へ化けて挿れさせるわ、よくわか
らんことになってくる。
結末も良くわからなく、京極夏彦がなんとか、かんとか、
それなら、そんなことを書くなら、いっそダンナがお民が
ピンチだということを知ったところで終わらせてくれたら
よかろうものを、と思うが、そこが筒井流、ドタバタ的な
話ですな。小品だが、昔話的な感じもあって、今、ぼくは
昔話にハマっているのである意味、良かったです。……合掌。
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