古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

CM地獄     フィリップ・K・ディック

2021-03-13 09:53:17 | 小説の紹介

浅倉久志・訳      「ディック傑作集4」所収

 

フューチャーSF誌1954年6月号

 

ロボットが、ファスラッドというなんでも再生させて直し

 

てしまうという機械を押し売りする、そこからおこる悲劇。

 

TVってCMばかりだよな。ぼくはメモリーに録っているから、

 

自然、CMは飛ばしてみるんだけど、たまに生TVをみると、

 

CMが邪魔でしょうがない。でも、なかにはCMをみる、って

 

人もいるから驚きだ。CMウォッチャーっていうのがいるら

 

しい。

 

この短編は初出のとき、くそみそにいわれたらしい、アンハ

 

ッピーエンドをP・Kもすごく後悔したらしい。ロボットと

 

人間の仲の良さを描くのは、でも、P・Kらしくないんじゃな

 

いかと思うんだけどね。……合掌。


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