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アルカトラズへ逆侵入・・・不可能への挑戦
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先日見た「アルカトラズからの脱出」からの連想で見ました。
ザ・ロックとは、このアルカトラズ刑務所のある島をいいます。
舞台は現在。
だからもう刑務所は閉鎖されていて、観光名所となっています。
さて、そこへある日突然、テロリストが乗り込んできて、
観光客を人質とし、政府に一億ドルを要求する。
従わなければ、人質の命がないばかりでなく、
なんと、神経性毒ガスを積んだロケットをサンフランシスコに向け発射するという・・・。
このテロリスト集団のリーダーは、
ベトナム戦争などで数々の武勲を立てたハメル准将(エド・ハリス)。
彼は、戦争で犠牲になった兵士たちへの
政府のあまりにも非情な扱いに義憤を感じ、
このような暴挙に出たのです。
この動機は理解できなくはないのですが、
政府は一億ドルを払う意思などかけらもないし、
かといってサンフランシスコ市民を犠牲にもできない。
何とか、人質を救い出し、毒ガスロケットの発射を阻止したい。
そこで白羽の矢が当たったのが元英国特殊部隊員のパトリック(ショーン・コネリー)。
彼は33年前、アルカトラズから脱出に成功した唯一の人物。
しかし、米政府の陰謀によりその後30年幽閉されていた
・・・というすさまじい経歴の人物であります。
髪もひげも伸び放題の彼が、身なりを整えてみれば、
老いたとはいえ、なんとこのかっこよさ。
幽閉中もけっしてあきらめず、しぶとく身体トレーニングを続けていたのでしょうねえ・・・。
「アルカトラズからの脱出」では、通気口を伝い屋上から脱出しますが、
ここでは、地下通路を利用します。
地下には縦横無尽、迷路のように通路が張り巡らされているというのですが、
本当でしょうか?
ここのところは良くわかりません。
さて、潜入のための手はずはつきましたが、毒ガスの方は?
こちらはFBIの化学兵器のスペシャリスト、
スタンリー(ニコラス・ケイジ)が担当します。
しかしこちらは科学者で、実戦経験なし。
結局この二人が手を組んで、14人のテロリストと対峙するという超アクション大作!
サンフランシスコのカーチェイスも、すごかったですね。
最近こういうシーンは多いので、見慣れている気になっていましたが、
なかなかどうして、10年以上前のこのシーンも素晴らしくスリルがありました。
さすが、マイケル・ベイ監督!
豪華キャストに、スリルたっぷりの展開、
そして、ショーン・コネリーやニコラス・ケイジが時折見せる
茶目っ気、ユーモア。
たっぷり楽しんでしまいました。
何でこれ、見ていなかったのだろう、と思ってしまいましたね。
今のように、映画をどんどん見るようになる以前の作品なので、仕方ありません。
まだ見たことがない方は、ぜひどうぞ。
面白いですよ~。
1996年/アメリカ/135分
監督:マイケル・ベイ
出演:ニコラス・ケイジ、ショーン・コネリー、エド・ハリス、マイケル・ビーン、ウィリアム・フォーサイス