映画と本の『たんぽぽ館』

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ミート・ザ・ペアレンツ3

2011年09月10日 | 映画(ま行)
もとCIAの父に勝てますか?

            * * * * * * * *

「ミート・ザ・ペアレンツ」シリーズの3作目です。
・・・とはいっても「ミート・ザ・ペアレンツ」の1・2、
見ているのですが、ブログには載せていなかったようです。
とすると、見たのはずいぶん前のこと?
そんな昔のような気はしないんですけどね。
なんと、一作目が2000年、2作目が2004年作品。
ブログにしていないのも無理はないですが、全く時がたつのは早いですねえ・・・。


まずこの作品、一作目は、
看護師のグレッグ(ベン・スティラー)が恋人パムの実家を訪れ、
彼女の両親に会うところから話が始まるのです。
どこの国でも、男性が恋人の両親、特に父親に会うのは、緊張しますよね。
ところが、このパムの父ジャック(ロバート・デ・ニーロ)は、
元CIAで、ガチガチの硬派。
もう、怖いなんてもんじゃない。
グレッグはウソ発見器にかけられたり、さんざんな目に遭いながらも、
何とかパムへの愛と、自分自身を父親に理解してもらうという
涙ぐましい(?)コメディ作です。


そこで一応の決着がついたかと思いきや、
2作目では今度はグレッグの両親登場。
彼の両親は父が専業主夫で、母がセックスセラピストというユニークなもの。
しかもこれがダスティン・ホフマンと、バーブラ・ストライサンドという豪華版。
これはすごいでしょ。
昔気質で頑固一徹のジャックが、こんな両親を気に入るはずがない!! 
と思い込んだグレッグは何とかこのことを隠そうと四苦八苦。
・・・そうしたドタバタの顛末を描いています。


さて、そしてこの3作目。
グレッグとパムはめでたく結婚して、双子の子供たちもまもなく5歳。
まあなんとかジャックはグレッグを娘婿として受け入れたようで、
ある日こんなことを言い出します。

君に家長の座を譲ろう。
きみこそ、ゴッド・フォッカーだ! 

そんなことを言われたグレックは、
まるでゴッドファーザーと言われたかのように、
責任感と誇らしさで、また一段と張り切ってしまいます。
もっとお金を稼いで、子供たちをいい学校にいれなければ!!
そうして引き受けた仕事で、
パートナーの女性との仲を父ジャックに疑われてしまい、また一騒動。
でも、もとCIAの父の尾行にグレッグは気がついて、振り切ってしまったりします。
いやあ、さすがグレッグの方も慣らされたというか、成長したというか・・・。
頼もしいではありませんか!


渋い危険な香りのする男、ロバート・デ・ニーロを
コメディに引き込んでしまったこの作品、
やっぱり面白くて笑ってしまいました。
1から見るのがオススメですが、
今作だけ見ても十分面白いと思います。

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「ミート・ザ・ペアレンツ 3」
2010年/アメリカ/98分
監督:ポール・ワイツ
出演:ロバート・デ・ニーロ、ベン・スティラー、ダスティン・ホフマン、バーブラ・ストライサンド、オーエン・ウィルソン、ジェシカ・アルバ