映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

アメリカン・ハッスル

2014年02月09日 | 映画(あ行)
エゲツなさ満開



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今回のアカデミー賞10部門ノミネートということで、注目の作品。
1970年代アメリカで起こった収賄スキャンダル「アブスキャム事件」を元にしています。
詐欺師のローゼンフェルド(クリスチャン・ベール)を逮捕したFBI捜査官ディマーソ(ブラッドリー・クーパー)。
彼は司法取引でローゼンフェルドを捜査に協力させ、
ニセのアラブ大富豪を餌にしたおとり捜査によって
カジノの利権に絡んだ大物政治家たちを逮捕しようと目論みますが・・・。


というわけで、物欲と愛欲まみれの登場人物たちの騙し合い劇・・・。
私は正直、面白いとは思えなかった・・・。
みなさん、面白かったとおっしゃってますよね。
私はダメでした。



まず、せっかく豪華な俳優たちが、すべて私の苦手な方向にあえて装ってますねえ。

ハゲ隠しのズラもあからさまに、ぶよぶよお腹のクリスチャン・ベール。

わざわざ家でカーラーを巻いてまでのパンチパーマのブラッドリー・クーパー。

とにかくそのヘアスタイルがイヤ、ジェレミー・レナー。

なんでそこまで露出する、エイミー・アダムス。

こちらも露出過剰な上に、いかにも頭が悪そうなジェニファー・ローレンス。

とにかく皆エゲツない
私は、この変身ごっこは、ちっとも楽しめない。



そして、おとり捜査。
実際、この過剰なおとり捜査は問題になり、
まあ、だからこそこの映画に取り上げられたわけですが、
わざわざFBIが犯罪を誘発しているというのが理解に苦しむ。
人物ばかりでなく内容までもがエゲツない
そしてその挙句汚職政治家の摘発って、なんだかつまらない。
せめてマフィアを一掃するとかしてほしい。

“してやったり”、という詐欺を楽しむなら
代表作は「スティング」ですが、
本作はそういう爽快感も全然ありません。


世間一般の好みというのが、いまさらわからなくなってきた私であります・・・。
映画評ではなく、あくまでも一個人の感想ということでご容赦ください。



露出過剰ではありましたが、エイミー・アダムスは知的でもあり、
ちょっと良かったけどね。

「アメリカン・ハッスル」
2013年/アメリカ/138分
監督:デビッド・O・ラッセル
出演:クリスチャン・ベール、ブラッドリー・クーパー、ジェレミー・レナー、エイミー・アダムス、ジェニファー・ローレンス

満足度★★☆☆☆