美しい映像にうっとり
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お正月の劇場映画鑑賞は「アナと雪の女王2」と「屍人荘の殺人」となりました。
どちらも、あとでネットかWOWOWで見ればいいや、と思っていたので、
パスするつもりだったため、ずいぶん遅い視聴だったのですが。
新年第一週は、新規上映がほとんどなくて、しかもお子様路線、ドル箱路線ばかり・・・。
と言うことでほとんど選択の余地もなくなってしまっていたわけですが、
まあ、こういうお楽しみもたまにはいいか、ということで。
ところで、昨年閉館したディノスシネマズ札幌が、
今年6月には場所を変えて復活することが決まったようで、
これはうれしい限りです。
やはり現状ではあまりにも選択の幅が狭い・・・。
楽しみです!!
さて、前置きばかり長くなってしまいました。
今さらですが、本作は大ヒットしたディズニーアニメ「アナと雪の女王」の続編。
あらら、前作はもう5年も前だったのですね。
雪と氷に閉ざされたアレンデール王国に陽光を取り戻し、
深い絆で結ばれた姉妹、エルサとアナ。
幸福に暮らしていたある日、エルサは彼女にしか聞こえない不思議な歌声を聞きます。
この声に導かれ、姉妹は未知の世界へ足を踏み出します。
続編と言えば、多くはとってつけたような物語が多いのですが、
本作はエルサが魔法の力を持った理由や二人の両親のことが描かれていて、
まるで始めから図ったかのようなストーリーとなっており、
これなら続編としてもとても納得がいきます。
両親の出会い。そして大自然。時の流れ。
人は大いなる自然から離れては生きられないのですね。
クリストフのアナへの求婚もまたサブストーリー。
アナの気持ちがなかなかつかみきれなく、悶々とするクリストフがまたいいのだワ。
それにしてもエルサの造形が、美人ですよね・・・。
なんて上品なプラチナブロンドの髪。
高貴で優雅で、そして強い!
彼女の歌うInto The Unknownのなんと素晴らしいこと・・・。
私はエンディングで歌われるこの曲よりも、
やはり松たか子さんの作中の歌の方が好きです・・・。
映像も美しくて泣きそうでした。
うん、これはやはり家のテレビではなく、劇場の大画面でみて良かった、と思った次第。
雪だるまのオラフのおとぼけシーンでは場内の小さい子どもたちがクスクス笑い出し、
その笑い声をかわい~く思い、そして何やら幸せな気持ちになりました。
私の通う普段の劇場では滅多に聞かない声。
やはり子どもは世界の宝でございます。
<ユナイテッドシネマ札幌にて>
「アナと雪の女王2」
2019年/アメリカ/103分
監督:クリス・バック、ジェニファー・リー
映像美★★★★★
満足度★★★★.5