映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

クリスマス・カンパニー

2020年01月17日 | 映画(か行)

世間知らずのサンタさんが・・・

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思い切り時期がずれてしまいました。
WOWOW録画してあったもので・・・。
日本未公開のようですが、フランスでは大ヒットだったというので、見てみました。
クリスマス、サンタクロースが登場するファンタジーコメディです。

 

人間界から遠く離れたサンタクロースの世界。
クリスマスの4日前、子どもたちへのプレゼントとなるおもちゃ作りに大忙しのエルフたち。
ところが、9万2000人のエルフたちがいきなり同時に倒れてしまいます。
エルフたちの治療に必要なビタミンCを手に入れるため、
やむなくサンタクロースは人間界へやってきますが・・・。

 

サンタは人間世界のことをほとんど知らず、子どもも静かな寝姿しか知りません。
お金も貨幣経済のことも知らず、いきなり怪しまれて警察署に連れて行かれたりする。
そんなとき彼の味方になってくれるのが、ごく平凡な弁護士とその妻、そして二人の子どもたちです。
子どもがこんなにも騒々しくて言うことを訊かないものだったとは・・・!
と、サンタは始め子どもを嫌いになってしまうのですが、次第に仲良くなっていきます。
そもそも、彼自身がこの人間界では子どもみたいなものなんですよ。
世間知らずで、そして純真なもので。


そして、弁護士夫婦は、もちろんサンタクロースだなんて嘘っぱちだと思いましたが、
その不思議な力を見て、サンタを信じることにします。
そして、ネットで大量のビタミンCの錠剤を発注。
その料金は自分たちで払う覚悟。
いやあ、えらいっ!! 
なんたって、そこが一番の感動だった・・・。
あ、いや、嘘です。
一番なのは、なんと言っても子どもたちの心でした。
結局最大のピンチは子どもたちによって救われるのです。

ハートウォーミングの良い物語でした。

 

パリが舞台なので、サンタがトナカイの空飛ぶソリに乗ってまず降り立つのが
ムーランルージュの屋上だったりする。
なんともしゃれてますなあ・・・。
サンタの国でおもちゃを作る様子もとても楽しいです。
サンタ役が本作の監督・脚本を担っているアラン・シャバ。
そして、その奥さん役がオドレイ・トトゥウです。
ぜひ次のクリスマスに、思い出して見てみてください(^_^;)

<WOWOW視聴にて>
「クリスマス・カンパニー」
2017年/フランス・ベルギー/100分
監督・脚本:アラン・シャバ
出演:アラン・シャバ、ゴルシフテ・ファラハニ、ビオ・マルマイ、オドレイ・トトゥウ

クリスマスの楽しみ度★★★★★
満足度★★★★☆