映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

ペリカン文書

2019年07月22日 | 映画(は行)

ひょうたんからコマの真実

* * * * * * * * * *


往年の名作。
といいつつ、見ていなかったようなのでこのたび拝見。


法学部の学生ダービー(ジュリア・ロバーツ)は、
最高裁判事の暗殺事件について、大胆な仮設を打ち立て、レポートにまとめます。
ダービーの教官であり恋人でもあるキャラハンは、
その「ペリカン文書」のユニークさに目を留め、ワシントンに持ち込みますが、
その後、車に仕掛けられた爆弾により死去。
ダービーは自身の身にも危険を感じ、身を隠しながら、
敏腕新聞記者グランサム(デンゼル・ワシントン)に連絡を取り、協力を求めます。
二人は多くの危機を回避しながら、事件の真相に迫ります。

権力と結びついた大企業の横暴・・・、なかなかリアルに怖いです。
巨悪を暴くというストーリー立てながら、そのスリルとサスペンスもたっぷり。
かろうじてパソコンはありながら、まだ携帯電話もない時代。
こういうのが、もはや郷愁さえ感じられるようになってしまいました。
ですが結局は本当に大事なことは1対1で、直接会って話すこと、
これに尽きるわけですねえ。
まして今ならなおさら・・・。


眼の前で、恋人と更にはその友人の死をも見てしまうダービー。
そのショック状態の様、
そしてそれをも正義感を持って乗り越え、強くなっていく様、
ジュリア・ロバーツはやっぱりかっこいいですよね。


こういう作品を見ると、旧作ももっといろいろ見てみたくなります。
若くピチピチの俳優さんたちを見るのもいい。

ペリカン文書 [DVD]
ジュリア・ロバーツ,デンゼル・ワシントン,サム・シェパード
ワーナー・ホーム・ビデオ


<WOWOW視聴にて>
「ペリカン文書」
1993年/アメリカ/141分
監督:アラン・J・パクラ
原作:ジョン・グリシャム
出演:ジュリア・ロバーツ、デンゼル・ワシントン、サム・シェパード、ジョン・ハード、トニー・ゴールドウィン
サスペンス度★★★★☆
満足度★★★★☆



最新の画像もっと見る

コメントを投稿