好きにならないワケがない
* * * * * * * * * *
近未来のロサンゼルス。
代筆ライターのセオドア(ホアキン・フェニックス)は、
妻と別れ、傷心の日々を過ごしています。
そんな寂しさから、人工知能のOSをダウンロード。
「サマンサ」と名乗る彼女(スカーレット・ヨハンソン)との会話は楽しく、
セオドアを癒やします。
そしてセオドアは次第に、サマンサに通常の親しみ以上の感情を抱いていく・・・。
TVのアイドルのみならず、実在しないアニメの主人公に恋焦がれることだってあるのだから、
人工知能に恋したってなんの不思議もありません。
ましてや、もともとユーザーに好まれるように
プログラムされているはずのそれなのですから・・・。
でも本作で特異なのは、サマンサに意志があるらしい所。
先日見た「トランセンデンス」でも問題になっていましたね。
コンピューターに意志はあるのか?
「意志」があるように思わせるプログラムがなされている可能性はありますが・・・、
本作ではサマンサが進化していって意志を持ち始めるように描かれています。
でもまあ、本作のテーマはそこではなくて、
これってつまりは普通のラブストーリーでした。
出会いがあって、意気投合して、
密のように甘い時があり、
そして気持ちがすれ違っていき・・・。
人が人を好きになることに理由がないように、
この場合も、声だけの存在ではありながら
立派に一人の人格がそこにあれば好きになるのは必然。
人には自分を理解し受け入れてくれる者の存在が必要なのです。
舞台設定は近未来だけれど、極めてオーソドックスな恋の物語。
それにしても、スカーレット・ヨハンソンの声が素敵です。
声だけでもその時その時の「サマンサ」の感情が実によく表現されています。
やや低めでハスキー、色っぽい声!
絵空事ではなく、こんなソフトがそう遠くないうちに開発されるのではないでしょうか。
声も選べるといいですよね・・・。
私なら西島秀俊さんの声で・・・。
いや、こんなものがあったら、ますます結婚する人がいなくなってしまいそう・・・。
というか、あまりにも人工知能との会話がしっくり来るので
ナマの人間と話をする人がいなくなってしまうのでは?
・・・だって所詮人間ですから、
時にはつい口が滑って相手を傷つけることを言ってしまうこともあるし、
そうしないように気を使うのも面倒だ。
機械相手ならそもそも利害関係もなさそうだし・・・。
イヤ、うっかり秘密を喋ったりしたらそれがデータベースでどこかに保存されたりして・・・。
いいのだか怖いのだかよくわからなくなってきました。
つまりは、機械と仲良くするよりは、
やっぱり身近な人との本物のコミュニケーション。
これに尽きるのではないかな?
世界で「ひとつの」彼女。
「ひとりの」じゃないところがミソです。
作中に出てくる3Dのゲームは面白そうでしたね。
「Her 世界でひとつの彼女」
2013年/アメリカ/126分
監督:スパイク・ジョーンズ
出演:ホアキン・フェニックス、エイミー・アダムス、ルーニー・マーラ、スカーレット・ヨハンソン
恋は盲目度★★★★☆
満足度★★★☆☆
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近未来のロサンゼルス。
代筆ライターのセオドア(ホアキン・フェニックス)は、
妻と別れ、傷心の日々を過ごしています。
そんな寂しさから、人工知能のOSをダウンロード。
「サマンサ」と名乗る彼女(スカーレット・ヨハンソン)との会話は楽しく、
セオドアを癒やします。
そしてセオドアは次第に、サマンサに通常の親しみ以上の感情を抱いていく・・・。
TVのアイドルのみならず、実在しないアニメの主人公に恋焦がれることだってあるのだから、
人工知能に恋したってなんの不思議もありません。
ましてや、もともとユーザーに好まれるように
プログラムされているはずのそれなのですから・・・。
でも本作で特異なのは、サマンサに意志があるらしい所。
先日見た「トランセンデンス」でも問題になっていましたね。
コンピューターに意志はあるのか?
「意志」があるように思わせるプログラムがなされている可能性はありますが・・・、
本作ではサマンサが進化していって意志を持ち始めるように描かれています。
でもまあ、本作のテーマはそこではなくて、
これってつまりは普通のラブストーリーでした。
出会いがあって、意気投合して、
密のように甘い時があり、
そして気持ちがすれ違っていき・・・。
人が人を好きになることに理由がないように、
この場合も、声だけの存在ではありながら
立派に一人の人格がそこにあれば好きになるのは必然。
人には自分を理解し受け入れてくれる者の存在が必要なのです。
舞台設定は近未来だけれど、極めてオーソドックスな恋の物語。
それにしても、スカーレット・ヨハンソンの声が素敵です。
声だけでもその時その時の「サマンサ」の感情が実によく表現されています。
やや低めでハスキー、色っぽい声!
絵空事ではなく、こんなソフトがそう遠くないうちに開発されるのではないでしょうか。
声も選べるといいですよね・・・。
私なら西島秀俊さんの声で・・・。
いや、こんなものがあったら、ますます結婚する人がいなくなってしまいそう・・・。
というか、あまりにも人工知能との会話がしっくり来るので
ナマの人間と話をする人がいなくなってしまうのでは?
・・・だって所詮人間ですから、
時にはつい口が滑って相手を傷つけることを言ってしまうこともあるし、
そうしないように気を使うのも面倒だ。
機械相手ならそもそも利害関係もなさそうだし・・・。
イヤ、うっかり秘密を喋ったりしたらそれがデータベースでどこかに保存されたりして・・・。
いいのだか怖いのだかよくわからなくなってきました。
つまりは、機械と仲良くするよりは、
やっぱり身近な人との本物のコミュニケーション。
これに尽きるのではないかな?
世界で「ひとつの」彼女。
「ひとりの」じゃないところがミソです。
作中に出てくる3Dのゲームは面白そうでしたね。
「Her 世界でひとつの彼女」
2013年/アメリカ/126分
監督:スパイク・ジョーンズ
出演:ホアキン・フェニックス、エイミー・アダムス、ルーニー・マーラ、スカーレット・ヨハンソン
恋は盲目度★★★★☆
満足度★★★☆☆
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