映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

劇団四季 「ライオンキング」

2011年05月20日 | 舞台
ステージに広がるサバンナ

          * * * * * * * *

ライオンキング。
東京公演は12年連続のロングラン上演中だそうですね。
だから何を今さら・・・という方も多いと思います。
当札幌では念願の北海道四季劇場がオープンし、
この3月からようやく「ライオンキング」上演となりました。
私も、やっと見ることができました。
実は、先にこけら落とし公演で「エビータ」を見たんです。
しかし・・・、これは特別な感慨を受けたとは言えず、
とうとうブログ記事にもできないで終わってしまいました。

しかし、こちらはやはりさすがの「ライオンキング」ですよね!
何しろオープニングから、たくさんの動物たちに圧倒されてしまいました。
座席通路を等身大の象が歩いて行くのにはびっくり。
動物の群れ。
鳥たち。
すばらしい迫力の歌声。
何故か涙が出てきてしまいました・・・。


父王ムファサの後を継ぐことになる子ライオンのシンバ。
とっても無鉄砲でやんちゃです。
子役の男の子が何とも可愛い! 
元気でチャーミングな動作にも目が惹きつけられます。
けれど、王座を狙う叔父スカーの陰謀により、
ムファサは殺され、シンバは王国を出てさまようハメに・・・。
行く当てもないシンバを拾ったのは、
ミーアキャットのティモンとイボイノシシのプンバァという、
のんきで気のいい二人組。
この二人に「ハクナ・マタタ(くよくよするな)」という言葉を教わったシンバは、
二人と暮らすことになり、そのまま成長していきます。


さて、物語はこれで終わるはずがない。
きっとシンバは故郷へ帰って、王国を奪い返すのだろう・・・と、
まあ、ストーリーは予測がついてしまうのですが、
それにしても、動物たちの歌やダンスに時間を忘れて見入ってしまいます。

愉快なのは、ティモンとプンバァの掛け合いですね。
なんと北海道弁!!
北海道にはあまり方言はないと思っているのですが、
この二人のしゃべりを聞いていたら、
やっぱり北海道弁はあるなあ・・と自覚しました。
「なまら面白いっしょ。いんでないかい。」てなものです。
察するに、この二人はそれぞれの地方でそれぞれの方言で会話しているのでしょうね。
あれ? 
そうすると、東京公演ではどんな言葉で話しているのでしょう? 
どなたか教えてください。
ということは、多地方の皆様も、
札幌の「ライオンキング」は、また違った楽しみ方ができるわけなので、
近くこちらにおいでの予定がある方は、
是非お立ち寄りいただくのもいいかもしれません。


さて、この舞台では動物たちばかりでなく、植物も息づいていましたね!
私たちはよく思い出話で
「小学校の時の学芸会の役はコンブだった・・・」なんて話をしたりしますが、
この場合、ホントに「草」の役もアリですね。
それから、めすライオンたちの悲しみの表現が好きだったなあ・・・。
(T_T)←まさに、このイメージですね。
そして、悲しみから立ち上がるときには、
この目の下のテープをビリリと破り取るっていうのも、
決意が見える感じでいいですよね。


サークル・オブ・ライフ。
生命の連鎖。
ステージに広がるサバンナで、私たちは悠久の自然の摂理を学ぶのです。
大人も、子供も十分に楽しめます。
満足、満足。


こちらは、アニメ版・・・
ライオン・キング スペシャル・エディション [DVD]
マシュー・ブロデリック,ジョナサン・テイラー・トーマス,ジェレミー・アイアンズ,ジェイムズ・アール・ジョーンズ,ローワン・アトキンソン,ネイサン・レイン,アーニー・サベラ,モイラ・ケリー,ニケータ・カラム,マッジ・シンクレア,ロバート・ジローム,ウーピー・ゴールドバーグ,チーチ・マリン,ジム・カミングス,宮本充,中崎達也,壤晴彦,大和田伸也,梅津秀行,三ツ矢雄二
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
5年程前に (こに)
2011-05-20 20:15:41
観ました
プロ集団
本当に満足満足ですよね!
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キャッツも (たんぽぽ)
2011-05-20 20:50:59
>こにさま
札幌には、以前はキャッツシアターもあって
キャッツは何回も見ました。
このライオンキングも、きっと
何度かみることになりそう。
生の舞台は、映画とはまた別の魅力がいっぱいですね。
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