連続と知られていなかった、連続殺人事件
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刑事・風呂光の祖母の知人が富山で橋から転落して亡くなってしまう。
整は、プライベートでその事故について調べていた風呂光に意見を求められ、
富山を訪れることに。
しかしそこで、思わぬ人々、そして事件に遭遇し--!?
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「ミステリと言う勿れ」の第13巻。
前巻から始まった「富山編」の続きです。
刑事・風呂光の関係から、富山を訪れた整くん。
前巻のラストで海岸に倒れていたのは、
人気トラベル雑誌の記者・望月のようでしたが・・・?
はい、それは確かに彼で、凍死しているのを発見されたのです。
連絡を受けて現場に駆けつける、流刑事。
ちょうどその時、整くんはその流刑事の家に泊めてもらっていて、
常ならよその人の家では眠れないのに、
なぜか朝までぐっすりと寝てしまっていた・・・。
ふむふむ、ミステリファンとしてはこの辺に怪しさを感じるわけなのですが・・・?
だがしかし、より怪しいのは望月とコンビで動いていて、
いつもいいように望月に使われていた蕪木ですよね。
この2人は、結局何者なのか・・・!?
次第に見えてくる2人の奇妙な関係性。
そして望月の異常性。
本作にはなかなか恐ろしいサイコキラーが登場するので、油断なりません。
結局の所、ガロくんたちが追っている「星座」と関係した一連の事件と
本作は関係があるのか、ないのか。
まだまだ全貌が見えません。
映画化された「広島編」と合わせて、こちらも「富山編」として
ご当地シリーズを今後も続けてほしいです。
そして本作の映画化も!
とすると、流刑事、望月と蕪木役に誰を当てるか。
そういう想像も楽しい。
「ミステリと言う勿れ 13」田村由美 フラワーコミックスα
満足度★★★★☆
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