ステージおきたま

無農薬百姓33年
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がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

金持ちが動かす世界!

2025-01-24 10:20:34 | 社会
フジテレビの、ふざけるな!記者会見、を引き出したのは、アメリカのヘッジファンド・投資会社ダルトンインベストメントだったって。で、株主として、公正な第三者委員会の設置も強く要求してる。

やっぱりか!海外から突っ込みなけりゃ、手前で動けない日本社会って、がっかりしたり、さすが、海外!なんて意見が交錯してる。
たしかに、このヘッジファンドは投資先のガバナンスに大きな関心を寄せているらしいんだが、ちょっと待てよ。

この会社が口出す下心ってのは、とことん、株主利益の最大化ってことだからな。企業の高い倫理性を望んじゃいない、ってこと忘れないようにしようぜ。

で、思いだしのは、最近読んだこの本『資本主義は私たちを何故幸せにしないか』ナンシー・フレイザー著。



序章の全体概略は取っつきにくくて、あやうく放り出すところだったが、各論にすすんだら、なるほど、こう来たか!世界の見方がひっくり返る素晴らしい内容だった。

資本主義って言うと、労働者が生み出した余分な価値を資本家が儲けとして懐に入れ、さらに投資を続けて無限ループする、って経済、価値の問題として理解されて来たけど、そうじゃなくて、社会システムの問題として理解しようって考え方なんだ。

現在、社会で避けがたい問題として突きつけられている、人種差別もケア労働蔑視も自然破壊も民主主義の解体危機さえも、すべて資本主義システムが必然的に引き出した問題なんだって認識だ。

なんか、牽強付会?なんでも勝手に結びつけてんじゃねえの?って聞えそうだが、著者の論理展開は、ウホッ、納得!の切れ味なんだなぁ。たしかに、資本主義の社会システムがもたらしてる課題に違ないって理解できる。

搾取以前の収奪、資源とか土地とか破格の労働力とかの独占が今も資本に力を与えているわけで、それが人種差別の原因になり続けている。
ケア労働が低評価される原因も働き手=価値の作り手の再生産に十分な補償がなされていないからだ、つまり、家庭にお任せ、女性に押し付けで済ませてきた資本主義の図々しさなんだと。

著者が提示するもう一つ優れた論点は、資本主義を4っつの時代にわけて、それぞれの時代ごとに上記4課題との関連を述べているところだ。詳しくは本書を読んでくれ。

今問題にしたいのは、現代は金融資本が国を越えて世界を支配する時代になっているってこと。簡単に言えば、政治が大金持ちの利益のために行われる時代になってきているってことだ。

この指摘を知って、フジテレビへのヘッジファンドのクレームを見ると、女子アナの上納システムいかんぞ!なんて怒りじゃなくて、ちゃんと儲けさせる企業になれよ!ってことに過ぎないってことに気付かされる。
全然、正義の味方、白馬の王子なんかじゃないよな。

トランプの大統領就任式、後ろにぞろっと控えるのは、世界の超リッチ連中だってことに、金持ちの世界支配の有様がくっきりと映し出されている。後ろから支えてちょっかい出すだけじゃなくて、実際の政務を取り仕切るにも、金持ちたちがしゃしゃり出る事態になっちまったってこと。



アメリカだけのことじゃない。日本だって、自民党は頑なに企業献金を守ろうとしてるし、国民への減税、直接給付は絶対退けて、企業補助金にはばっかばか、そして、大企業ぼろ儲けの軍事費は大盤振る舞い!
経団連の要望はほぼ必ず実現してるしな。ただ違うのは、孫正義とか新浪なんかが大臣として勝手なふるまいするまでには至っていないってことだけだ。

これが現代の民主主義の実態だ。貧しい庶民が、大金持ちや企業の便宜計ろうと、投票し続ける、金融資本の時代なんだぜ、世界は。

金持ちのための金持ちによる金持ちの政治!これが世界を動かしている!

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女子アナ、もっと根元から考えようぜ!

2025-01-22 10:01:50 | 社会
すげぇ―なぁ、フジテレビ!



フリー記者は入れない、テレビカメラは許可しない、記者会見って言うのか、そんなの。



静止画ばかりのレポートで、北朝鮮みたいって言ってるXポストあったけど、あれで乗り切れるって社長とその取り巻きの認識そのものが、あぁ、文春の記事すべてほんとだったんだ!って、納得させてくれたな。中居の9000万円性加害以外の女子アナの告発も含めて。

社長本人もつまみ食いしてたって情報も出てることだから、人気芸能人やテレビ局の偉いさんばかりじゃなく、スポーツ選手やスポンサー、政治家にもお仲間増えて行きそうだぜ。

この際だ、醜悪テレビ界の闇、なんもかも、曝け出そうぜ!
この際だ、気味悪い女子アナ文化もひっくり返そうぜ!

ずっと、違和感感じてたんだよ、ワイドショー、バラエティ、クイズ番組なんかでの女子アナの存在。

あんたたち、何でそこにいるの?進行は男のMC、女子アナのお仕事は?
笑顔と合いの手と付けたし的な補助説明、天気予報に街中情報とか。
あれって、原稿、スタッフが書いたものだよね、少しは、自分の意見とか挟めてるのかな?本番前の編集会議で、意見出したり、提案したりできてるの?

なんかなぁ、あの立つ位置からして、添え物、お飾り、刺身のつまだよな。主役を邪魔せず、さっと寄り添う右後方!
だから、美人だし、スタイル良いし、話題に応じて表情つくれる知的能力も演技力もある。おっと、育ちも学歴も見劣りせず、でも、あくまでそこそこ、何事も控え目に目立つ!がモットー。

身分?社会的地位?高めの男たちにゃ、女子アナって、売れっ子キャバクラ嬢、良くて高級クラブのホステスさんに見えてんじゃないの。だから、誘うまでもない、言うこと聞けや”!ってことになるわけだ。

そりゃ、男たちの不届きな思い上がりと破廉恥な行動が何より問題なんだけど、この刺身のつま的仕事のあり方こそ、なんとかせにゃならんことだと思うわけよ。

見回してみると、男が主役を務め、女性が介添えって役割分担、テレビじゃ主流、あっ、例外はある、サンモニの膳場さんや、有働タイムスの有働さんとか、ニュース23の小川さんとか、あるとしても、やっぱ、主流は男真ん中主義だよな。

テレビであのパターン四六時中見せられてると、男と女の位置関係はあれが正しいって無意識に思いこんじまうんじゃないの。それって、教育上、大変よくないことだぜ。

犠牲を被って、必死に戦ってる、あるいは、苦痛に耐えている女子アナの人たちにゃ申し訳な言い分だが、あなたたちの苦しみを生かす道は、
この際、女子アナ革命だ!と思う。

一歩引かずに横に立つ、とか、お仕着せのセリフは言わない、とか、セリフの量は男性アナ、タレントと同量を要求するとか、採用基準容姿端麗を外すとか、戦いを始めて欲しいのさ。

局の上役の男どもを待ってたって、無理だって、わかったろ、今回のフジテレビ社長の記者会見で。

フジテレビの女子アナたち、労働組合に入り始めたって、いいことだ。そう、そうやって、組合がカウンターパートとして力発揮して、世の中、少しずつ変えても来たんだから。
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ウソに煽られる社会は嫌だ!

2025-01-20 11:29:36 | 社会
元兵庫県議の竹内英明さんが亡くなった。自死ではないかとの話だ。

なんで、真っ当な人が死を選ぶんだ。

同僚の議員は、
「青臭いくらいの正義感の持ち主で、民主主義を貫く政治家だった」って。神戸震災のボランティアが政治家の出発点だったってことも聞いた。

百条委員会での鋭い追及が、斎藤知事派、中でも立花孝志に煽られた言論暴徒の誹謗中傷の集中攻撃を受けて、県議を辞職していた。
熾烈にして卑劣な攻撃に、家族が耐えきれなくなった、との理由だった。
辞職後も、誹謗中傷の嵐は収まらなかったようだ。家族どころか、ご自身が耐えきる力を失ってしまった。

一切かかわらず、耳に栓して、異なる世界に没頭してくれたらよかったに!
おそらく、それも含め全面的な逃亡と思えて、自己を苛み続けたんじゃないか。

真面目で己を厳しく律する人が死に、鈍感で、破廉恥な者は生き延びる。

何故か返り咲いた斎藤元彦は、相変わらず無責任で無能なふるまい、(震災の死者数を間違えるとか、その誤りを県記録文書では素知らぬふりで訂正したりとか)でその能面のような無関心、無感動で、記者たちの侮蔑を買っている。



誠実に社会と切り結ぼうとする人を死に追いやったのは、ウソ、デマ発信に煽られた人々の心ない攻撃だった。
その発信元は、斎藤知事であり、その元側近の副知事や県幹部職員たちではあったが、一気に劫火に煽り立てたのは、立花孝志だった!



ことの発端となった元県民局長の自死についても、「10年で10人と不倫」とか、「県庁内でクーデターを画策」とか、あり得ない口から出まかせを撒き散らし、死者とその遺族を冒涜し続けた。

竹内さんの死後も、「警察の取り調べを受けていた・・・逮捕が間近だった」などと警察も否定する偽情報で世間を掻き回し続けている。
次々繰り出される虚偽情報をたわいなく信じて拡散する動画メディア、似非知識人、コメンテーター、N国信者たちが、ますます兵庫県を混乱の渦に巻き込んでいる。

真っ当な思考力さえあれば、騙されはずのないウソ、デマ、フェイクを連発する立花孝志、その街宣の後にはツーショット写真の撮影を望む人々の長い列ができている、今も。

なんという社会なんだ!

ウソが簡単に蔓延し、人々の判断力を狂わせ、時には暴力的な行動にさえ駆り立てる。

民主主義の果てはこの世紀末の光景なのか?
自由の代償は、こんなディストピアだったのか?





コメント (4)
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れいわの百姓一揆だ!

2025-01-14 11:05:42 | 社会
キャベツバカ高いなんだって?白菜も?

へへっ、なんか、嬉しく・・なんてなってちゃいかん!いくら我が家にゃ在庫たんまりあるからってさ。



都会じゃ1個1000円クラスの大玉はさすがに、これが最後、すでに多くは上げつくし、食べ尽くしたが、まだまだ、越冬用品種は新聞紙にくるまれて出番を待ってる。

暑い夏、今年はダメだっ、って諦めていた白菜も、収穫してみりゃ、まぁまあぁ、二度目のキムチ漬けに入ろうかっってとこ。

自給する者の強味だな、って、スーパーで野菜手にして悩んでる人たちにゃ嫌みに聞こえるかもな。

農業を小ばかにして、ジジババに任せっきりにしてきた政府の農業無策の行きついた果てなんだが、でもなぁ、考えてくれよ、米も野菜も安くて当然、って頼りきって来た消費者の意識てのにも責任ないわけじゃないぜ。

もっとも、食費を削って働き手の賃金を低く抑えるってのが、政府、財界の強固な意志から、農産物安くなくっちゃ暮らしていけない!って、悲鳴上げるのもわかるんだけど。

誰かが計算してたけど、米農家の時給って10円以下だって、そうだろうな。だから、ジジババが採算度外視で細々続けるしかない、それが日本の食糧生産の現実。

もう我慢なんねぇ!って農業者が声上げ始めてる。
これまで、循環型地域の再生や、アジアの農民たちとの交流など、農業を大切な武器に様々ユニークな活動を展開し数多くの成果を実現してきた、山形の百姓、菅野芳秀さんが、ついに動いた。

「農民だけでなく、消費者市民を含め、食と農といのちを守り、食料自給率を高め、農政の質的大転換を迫る運動を創り出して行こう・・・」
令和の百姓一揆だ!
決行日は3月下旬。

彼の幅広い交流域すべてに声をかけて、全国的な反撃のうねりを作り出そうとしている。これまでも先端的な活動を作り出して来た彼とその仲間たちだ、きっと、世間を迷妄から叩き起こすような強烈な一撃を与えることになるだろう。

日本の農業を守り、食糧自給力の向上を目指す農民団体、消費者団体、政党すべてに働きかけていくってことだ。

もちろん、れいわ新選組にも声をかけて欲しいと要望したところ、すでにやはた愛衆議院議員につながったとの情報も届いている。

米の値段が高止まりし、野菜の高騰が続く今こそ、農産物高い、もっと安くしろ、といった農家叩きに向かわせず、根本的に農業政策の在り方を追求していかにゃならんだろう。

令和の百姓一揆は令和の庶民一揆にならなくっちゃな!




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いつまでも来ると思うな!除雪車も

2025-01-12 10:00:19 | 社会
ふぇ~、やっとこ車庫前と玄関前の除雪済ませたぜ、2日連続、明日もか?
昨日は全面的に除雪機利用で乗り切ったが、今日は、一部スノーダンプで手押しした。

息上がるぅ!足元ふらつくぅ!
やせ我慢せず機械に頼れよ、って、ガソリン高過ぎなんだよ。10ℓ1930円!ずっと上がりっぱなし!って、なにやってんのよ政府、って、そうか、何もやってないか、元売り各社に儲けさせる以外は何もな。

そう、庶民に対しては、自助!自己責任!がお気に入りの人たちぞろいだからな、自然災害にあったって、復旧は自己資金でやれよって!まして、積雪くらい自分でなんとかしろよ、って、冷たい奴らだぜ。

まっ、能登の被災地見殺しであらかた見当はついてるけどな。そう、島根県知事が言ってる通り、能登がこの先、地方見殺しの基準になる。
てめえで立ち直れなきゃ、潰れろ!移住しろ!
避難所暮らしに耐えられない?そんな病気持ちの年寄りは、無視、放置!
で、災害関連死260人超、知らんぷりでほったらかしできる連中だからな。

だからさぁ、不安になって来ちまったんだぜ。健気に働く除雪車見てたら。



冬場、雪国の暮らしを支えているのは、町の除雪体制。降るとわかれば、夜中から出動して道路の雪掻きを進めてくれている。
まず、路上の雪をブルドーザが片側に寄せて行く。これで、取りあえず、対面で通れる幅を確保する。狭い道なら車1台分、これでもずいぶん助かる。
通勤時間帯が過ぎて、通行量が減ったら今度はロータリー除雪車が、寄せられた雪を飛ばして十分な道幅に広げる。
積雪の度毎に、この作業を丁寧に行ってくれて、雪国の暮らしは成り立っている。現役時代、朝の通勤、夜の帰宅、どんだけ助けられたことか、まっ、時には文句や不平も言ったけど。

いや、ほんと、感謝しかない。

が、待てよ、いつまで続けられんだ?この住民サービス。

地方自治体の予算はじり貧、ふるさと納税=金持ちの税金逃れ頼り。国は地方創成とかって、見場のいいことばっかり、いい加減にせえよ。
そんなことより、こういう生活関連予算を保証することの方が大切だろが。

日本そのものが、後進国へまっしぐら!

半島の突端なんて辺鄙なところに住むな、って能登の被災地にすげない仕方。だったら、ここらだって、豪雪地帯に住んでるのが悪い!気候も良く何かと便利な都会で暮らせ!
少ない住民のために冬場の道路確保なんて、そんなゆとりはありません国には。
って未来像だって浮かんで来ちまったぜ。

なっ、早く、こういう自助、自己責任で押し切る政治を終わらせないと、簡単に見捨てられるぜ。
中国じゃ、地震で壊滅に近い被害を受けた内陸のへき地も、救助隊は早速駆けつけ、救援物資のトラックは列をなし、空からは空挺部隊まで動員されてるらしいぞ、おいおい、中国をバカにしてる人たち、この逆転現象をどう説明するんだ?

このまんま今の政治が続くなら、こういうことだぜ。

いつまでも、あると思うな暮らしの支援、来ると思うな除雪車も!


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