ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

菜の花座、装置完成!

2008-10-05 19:17:20 | 演劇

 菜の花座文翔館公演『雲雀、はばたきて』の装置が完成した。今回は、センター舞台、つまり客席の中央に舞台を設置するので、装置はそんなに置けない。だって、客席から役者が見えなくなってしまうものね。だから、装置と言っても、上手、下手にちょっとした壁と扉を作るだけだった。って書くと簡単そうだが、これがねー!!なんせ、センター舞台でしょ、もうすぐそこにお客さんがいるわけだよ、ちゃちな扉作ってるわけにいかないんだ。それと、裏側ってものがないわけだから、装置は自分で立つように作らなくちゃならない。ね、結構大変なんだ。

 さらに、大変だったのは、センター舞台なんてものを作っちまったせいで出てきた、あれやこれやなんだ。まず、客席が舞台で寸断されちまってるから、舞台奥の客席に行くための通路を確保せにゃならん。これは階段でいったん舞台に上がり、さらに、階段で客席に降りる形にした。これのために、上下に階段が2セット、つまり、4個。それから、舞台袖から楽屋までの通路。これがなかなかやっかいで、ちょっと、ここで説明するのは難しい。まず、本番当日来てもらって感じ取ってもらおうか。今、言えるのは、その際、舞台袖にすでにある時代ものの手すりを乗り越えるなんてとんでもないことを考えてしまったので、そのための階段2個と渡り板のセットが上下に2セット。ともかく、国の重要文化財だからね、絶対傷を付けてはならない。そういうぎりぎり限定された条件の中で、やりたい放題をしようってわけだから、手間暇かかったわけだ。

 なーんて、偉そうに言ってるけど、今回は、僕はまったく装置作りにはタッチしていない。すべては、装置担当のオカダと舞台監督のマキコのコンビが仕上げた。ほとんどまるまる2ヶ月!土日はすべて玉庭のふるさとセンター(ここが、菜の花座の装置制作場所)に通いつめて完成させてくれた。しかも、オカダの几帳面さが随所に見て取れる会心の装置群だ。こういうきまじめな職人を抱えているってことが、菜の花座の大きな強みなんだよな。

 さあ、この仕組み見るだけども、価値はある。10月12日(土)、山形市文翔館議場ホールでの公演だ。入場券は残り僅少!ほんとか?お早めに!お早めに!!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

置農演劇部にオフはない!

2008-10-05 08:46:14 | 演劇

 地区大会終わって、県大会まで約2ヶ月。ちょっとはホットしたいところだ。が、ここでのんびりできないのが、置農演劇部なんだ。まずは、10月18日、19日の学園祭がある。これは模擬店の並ぶ中庭でダンスを披露するってだけのことだけど、問題は、一年生がほとんどレパートリーをマスターしていない、ってこと。仕方ないよ、今年の一年は。入部したその日から全国大会仕様だったから。発声や演技の基本もろくろく仕込まれちゃいないんだ。もちろんダンスなんて教わる暇もなかった。置農演劇部のダンスレパートリーも毎年1曲ずつ増えていって、今じゃ多分10曲近くなってるんじゃないか?これをすべてわずか数日の稽古で覚える。うーん、過酷だ。

 でも、このくらいならまっ、たいしたことはない。学園祭が終わると、その一週間後から子どもミュージカル『合い言葉は?もったいない!』の連続5回公演が始まる。地区内の小学校やら保育園の先生やらが対象だ。これも、春に上演したものをそのままもってくれば楽なんだけど、それじゃやっぱり面白くない。何より、一年生がキャストから外れてるから、これは何とかしたい、ってことは、台本を書き直して新しいキャラクターを作って出すってことだ。この稽古もしなくちゃならない。増えたキャラクターのかぶり物や衣装も作らなくちゃならない。ね、忙しいでしょ。

 さらに、その上に、町からふるさとCM大賞の作品作り丸投げされちゃったから。これもなんとかせにゃならない。今のところ考えているのは、おっとっと!これは企業秘密だ。そう、お隣の南陽高校も市から丸投げされたようだから。まあ、演劇部総出演で行こうとは思っている。 

 で、県大会の稽古もその間継続せにゃならない。おっと、忘れてた。11月12日にはプラザ演劇祭出演てのもあったんだ。どうですか?この超過密スケジュール!まあ、置農演劇部だから、乗り切れるってことだね。

 こんなに忙しくっていいのか?って非難も聞こえてきそうだが、僕としは、この超多忙に追いまくられて生徒たちは成長していくんだと思っている。この程度の負荷にゃ、高校生弱音を吐かないし、立派に克服してくれるもんだ。高校生の力ってほんとに凄いものなんだ。いつも言ってることだけど、大人が、自分に合わせて生徒たちの能力を過小評価しているだけのことなんだ。

 高校生はもっとできる!人間はまだまだやれる!僕だって、あなただって!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする