ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

食育ミュージカルついに東京進出!

2008-10-14 21:37:56 | 教育

 もう書いてもいいかな?

 なんかなし崩しに決まってしまったので、ちょこっと躊躇っていた。そう!食育子どもミュージカル『合い言葉は?もったいない!』の東京公演が決まったんだ。期日は1月15日と16日の二日間、町田市の本町田小学校、鶴川第2小学校、成瀬中央小学校の三校で上演することになった。これって、かなり凄いことじゃないか?高校生の演劇だぜ。しかも、子ども向けのミュージカルだぜ。

 実はこの三校は今年から置農産の米を学校給食に使ってくれることになった学校なんだ。なんでも町田市の中で食育の推進指定校になっているらしい。で、どうせ、お米を食べてもらえるなら、子どもミュージカルを見てもらったいいんじゃないって校長に提案したら、おっ、それいいね!って、実に軽いノリで町田市への働きかけにGOサインが出てしまった。

 よし、それならば、って企画書作って農場長から町田の三校に回してもらったら、いいですねえ!ってあっという間に企画実現の運びとなったってわけなんだ。校長からはちらちらと、どう東京公演なんていいんじゃない?ってかまを掛けられていたんだけど、もう一つ踏ん切りがつかなかった。だって、遠いもの!

 じゃあ、ここに来て、ええい、やっちゃえってなったのは何故かっていうと、一つは高校演劇全国大会で上位4校に残れず国立劇場に行けなかったことかな、ちょっと不純な動機だけど。も一つは、食育子どもミュージカルはやっぱり都会で公演しなくちゃって常々思ってたってこと。それと、定年後おまけの一年なんだもの、やるだけやってやれ、みたいなやけっぱちな気分もあったかな。さらに、これが結構大きいかもしれないけど、今年の三年生なら、東京行くべ1月に!って言っても嫌な顔せず行く行くって言ってくれるって確信していたから。そう、今年の三年生は人数少ないけれど、芝居好きって点では、これまでで最高のメンバーなんだ。

 東京では、ミュージカル見せるだけじゃなく、小学生に米作りの話ししたり、農産物の販売をしたりしてくることになっている。販売については、学校で保護者対象になんて弱気な意見もあるが、僕としては、町田の駅前で鳴り物入りでどんちゃか華やかに販売やってみたいと思っている。もちろん、置農演劇部の生バンドと踊り付きだ。そう、田舎の高校生の元気なところ、ぐぁぐぁーん!と見せつけてやろうじゃないの。元気さだけじゃない。その文化的質の高さもずしーんと印象付けてやりたいものだ。

 この取り組みが、今回だけの一過性のイベントにならないように、しっかりと学習会や相互交流の試みも展開していきたい。置農の子どもミュージカルが都会と田舎との新たな結びつきの発端になったら、これはもうすっげーことだ。おっと、そうなるとこれから先も食育ミュージカル作り続けていかなくちゃなんないわけだ、これはちょっとつらいことかもしれない。

 だって、僕、飽きっぽいからね。

 

コメント (4)
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