ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

地域と出会う:紅大豆本舗

2011-02-22 23:12:11 | 地域文化

 ごはんDE笑顔プロジェクト選手権で全国大会に進み、農業クラブプロジェクト発表大会で県大会最優秀を獲得した紅大豆本舗2代目、とうとう卒業だ。1年間の活動、本当に濃密だった。その中心は、就労支援施設『たんぽぽ』との製品共同開発だった。

 仕上げた製品は『マドローム★紅ダリ』、紅大豆おからと甘納豆を入れたマドレーヌだ。ハンディキャップわ持つ人たちと高校生が作り上げたこのお菓子、『たんぽぽ』の食品部門開設の先駆けとなることが決まった。すでに理事会での承認を得て、夏前には製造が軌道に乗ることになっている。

 この取り組み、紅大豆本舗のメンバーにとってもとても思い出深いものだった。あるいは、高校生活でもっとも深い印象を刻み込まれた活動だったかもしれない。自由登校の1日を利用して、『たんぽぽ』の開発メンバーとのお別れ会が開かれた。

 まずは『マドローム★紅ダリ』を一緒に作り、その後そのマドレーヌを食べながらそれぞれの思いを語った。高校生は卒業後の進路のこと。『たんぽぽ』のメンバーは自分がやりたいと思っていることなどをそれぞれに語った。

 そして、思いがけないプレゼント!『たんぽぽ』メンバーから紅大豆本舗の高校生一人一人に手作りのダリアのコサージュとかわいい兎?の縫いぐるが手渡された。一同大感激!!大歓声!!ぐっと涙をこらえつつのお別れ会となった。

 こんな素晴らしい経験をさせてもらった『たんぽぽ』の皆さんに心から感謝だ。すでに3代目紅大豆本舗のメンバーも集まってきている。製造工場が完成したら、新メンバー総出でお手伝いに出かけよう。高校生にとって、地域との出会いは何ものにも代え難い素晴らしい宝なんだってことをつくづく思いしらされた一年の活動だった。

コメント
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