ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

握手もいいなぁ!

2011-08-08 20:46:27 | 地域文化

 今日は午後から南陽市やすらぎ荘で演歌ショー『夢芝居』の公演だった。南陽市のピンクのバスのお迎えで会場到着。中川小学校での子どもミュージカル公演といい今日といい、南陽市のフットワークの軽快さに感動する。市町村が気軽に動かせれるバスなどを持っていると、ボランティアはもちろん、いろんな活動の幅が広がるよなぁぁ。

 今日の老人ホームは特別養護の老人ホームではなかった。てことは、比較的元気なお年寄りの入所者多いってこと。なるほど今まで出かけた所とは随分雰囲気が違う。うーん、勉強になるなぁ。一人で勝手に動き回ってる人も多くて、一瞬スタッフの人かと勘違いするほど活動的な人もいた。

 そういう元気なお年寄りなので、反応は老人クラブに近いかって思ったが、意外と控えめでおとなしい反応だった。時に「上手だねぇぇ」って声も聞こえるが、おおかたのお年寄りは静かに鑑賞?手拍子もほとんどなかった。なんだろうな?我々の踊り程度じゃ満足してもらえないか?うーん、男性が多いてのも、原因かな?など半ば落胆しつつ公演を終えた。

 ところが、挨拶が終わった後、司会者からお年寄りと握手をと求められ、部員達が会場に入り込んだら、一気に盛り上がったのには驚いた。どのお年寄りも次々に高校生の手を握り、しきり何か話しかけている。掴んだまま離さないお年寄りもいる。会場の一番奥でちょっと皮肉ぼく?見ていた男性陣も女生徒が近寄っていったら、もう、嬉しそうに握手、握手だった。

 そうか、スキンシップとか、個人との接触って言うのが大事なんだ。客席と舞台では、お年寄りは観客の一人に過ぎない。でも、一人一人声を掛けて欲しいんだ。一人の人間としてつながりを作りたいってことなんだ。

 これまで、握手するってことに、こちらはちょっと尻込みしがちだった。そんなこと、馬鹿にするなって怒られるんじゃないかって。でも、考えて見るとスタッフ以外の人間と手を握り合うなんて体験は、本当に少ないに違いないんだ。まして、高校生だ。

 玄関まで見送りにきてくれた何人ものお年寄り、ここでもまた、いつまでも握手、握手が続いていた。そんな光景にちょっとうるうるとしてしまった。

 これからは、こちらから、公演終了後に握手交流っていかがですか?と提案してみることにしよう。今日もまた、新しいことを学んだ公演だったなぁぁぁぁ。

コメント
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