ようやくの夏休みだ。どこに行く必要もない、やらねばならぬこともないってこんな気が楽になるものなのか。
ともかく続いたからねぇ、土日はすへて公演!平日はすべて稽古!!まあ好きなことやっているので、辛いとは思わないが、やはりストレスは溜まる。それとこの暑さ、疲れは確実に蓄積していたね。珍しく頭痛なんかしたりして、まったく!弱くなったもんだ!!
さて、この休みをどう過ごすか?大会作品『漂流』の台本を家に持ち帰ろうかと思ったがやめた。休暇が終われば否応なく『漂流』漬けの毎日になる。ここはちょっぴり勘弁してもらおう。
菜の花座の次回公演の台本を探すか、とも思ったが、これも止めにした。”ねばならぬ”事はしないで過ごそうって心を固めた。
と言っても溜まった農作業は片づけなくちゃならない。田の畦の草刈り、これはやってしまいたい。それと、稲と畦との合間を埋め尽くしているホタルイくらいはかっさらっておきたい。秋野菜用の畑の耕耘、これは今朝やった。うーん、油断すると、せねばならぬに絡め取られるぞ。
それでもあくはずの自由時間は読書かなぁ、やっぱり。井上ひさしさんの『ひょっこりひょうたん島』全12巻が届いているからあの辺を一かじりすることにしよう。この作品、今更だけど、素晴らしい作品だ。もう、ギャグの見本帳だ。様々なギャグやコントがこれでもかってくらいに連射されている。しかもキャラクターやストーリーの奇想天外さにもほとほとう唸ってしまう。挿入歌も凄い。こんなことが歌になるのか!!なんて発見やら、歌詞の言葉の使い方など、いやぁ~~~~勉強になるなぁぁぁぁ!過去の名作、駄作からの本歌取りも実に多くて、井上さんの教養の底なし沼に呆れてしまう。
と、いうことで、やっぱり勉強してしまうんだよな。無意味に楽しい読書や過ごし方、できんのか!と嘆いてみても、もうこれが習い性、暇つぶしにも意味付けして過ごすしかないか。
もっとも、休みは3日間、どれほどのこともできるわけではないんだけどね。