ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

無謀な挑戦?井上ひさしコント再演

2015-03-02 09:24:46 | コント
 井上ひさしさんの吉里吉里忌、近づいている。4月19日(日)、川西町フレンドリープラザだ。記念公演が浅田次郎さんで「井上ひさしと私(仮)」。その後、鼎談として永井愛さん、平田オリザさん、扇田昭彦さんらによる「笑いにひそむ真実-井上演劇の魅力」がある。豪華メンバーだ。その前日には井上さんが力を入れていた「生活者大学校」もあって、こちらは山下惣一さん、樋口陽一さんが講師となって「井上ひさしと憲法」がテーマだ。すでに200人を越す参加希望が寄せられているという。世界的な大喜劇作家井上さんの足跡をたどるよい機会だと思う。



 井上さんが校長を務めたフレンドリープラザ演劇学校から立ち上がった菜の花座、産みの親と言っては責任のなすりつけだけど、遠くで見守ってくれてる伯父さんくらいには縁もゆかりもあるわけで、その追悼忌となれば、なんか萎れ花の一束なりと捧げたいと、番外でコントを上演させていただくことになった。



 本番は午後からだが、午前中にも様々なオプションがあり、中には井上さんが作詞し、宇野誠一郎さんが作曲した川西一中の校歌を歌う集いなんかも組まれている。それらが終わった11時30分からの昼食タイム、30分間、菜の花座メンバーによるコントコーナー、これが我々の担当になる。食べ物屋さんなんかも出てわさわさしてる中だけど、けっこう人も集まりそうで、菜の花座コントにはなかなか大きな見せ場を作ってもらえた気がする。

 出し物は、言わずと知れた井上コント!そう、往年の爆笑コントグループ・てんぷくトリオのために大量に書きためた作品からいくつ選んで再演する。ただ、作品はいずれも短いものなので、できれば菜の花座オリジナルも織り込めたらいいと思っている。

 で、その作品を選ばなくっちゃなんない。これが思いの外、大変!数はしこたまあるので、選ぶに事欠かないんだけど、どれもてんぷくトリオに当て書きされたものばかり、あの南伸介や伊東四朗の濃厚キャラが染みついていて、これをアマチュアが自分のものにするのは至難の業だ。役柄的にもてんぷく臭ぷんぷんだし。時代を無視できない作品も多い。例えば全学連と機動隊とか。また、こっちの力量不足ってことだけど、衣装や道具なんかで準備出来ないよなぁって作品も少なくない。さらに一番の難関は、若い女優3人で演じてしまおうって無謀さだ。

 シニアの男優3人にもやってもらうつもりだが、すでに新作の稽古に入っていることでもあるから、何本も同時に仕上げるなんてまず無理の無理!となると、菜の花座若手女優か?てんぷくトリオを見知ってる人なら納得できるはず、作品は女向けとは正反対の極地にある。題材も役柄も技法としても中年男性が演じて生きる作品たちだ。女性版を作るなんて、難しいぃぃぃ!

 なんて言ってはいられないんだ。こっちから願って作ってもらったコントコーナーなわけだから。この分厚い全作品、真っ正面から読み込んで、斜めからのぞき込んで、裏からすかし見て、ともかく作品決めるしかない。



 期限は、明日!さ、ブログなんかさっさと上げて、コント選びにうめき声上げなくっちゃ!
コメント
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