ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

始まったぞ、稽古!菜の花プラザシニア団

2015-03-04 11:36:12 | シニア演劇
 一ヶ月半のオフが終わって、て言っても僕は台本書きに追われてたんだ、お忘れなく!いよいよ菜の花プラザシニア団の稽古が始まった。6月第一週に仙台で開かれるシニア演劇全国大会に向けての作品だ。5月31日の地元川西プレ公演まで3ヶ月弱、シニアとしては短い稽古期間だが、一気に突っ走って最高の舞台を作ろう。

 さて、作品のタイトルは『とりかえばや もっか 13』。なんだよ、これ?って団員からも疑問の声しきり。詳しく説明するとネタばれになるから、ちょっとだけ教えちゃおう。「とりかえばや」は古典にこの名の物語があったでしょ、てのがヒント。もっかの方は、踊る曲が「コーヒールンバ」って言えば謂われくらいは想像つくんじゃない?



 メルヘンだ。アラビアンナイトの世界?が近いかな。お話しは突拍子もなくたわいない。スピーディに展開するストーリーを楽しみながら、あちこち仕込んだお馬鹿な笑いに身をゆだねてもらえればそれで満足。深い意図やテーマなんてないからね。偶然、世の中のトピックス、同性婚承認の動き、に合致してしまったけど、物語の成り行きに任せただけのこと、真剣に探ったりつっこんだりしないで欲しい。

 メルヘンではあるが、これまでの作品に比べると役者の演技力はかなり高いものが求められる。等身大なんかじゃないし、全員が一人二役?のような奇妙な役所になっているから。仙台旅公演ってことで、装置や照明も凝れないので、せめて衣装だけはそれらしいもの作りたいとハッパをかけた。スタッフの若いやつら、ヘソ出し!ヘソ出し!ベリーダンス!!なんて騒いでたけど、きっと羨ましいんだよな。

 昨夜から始まった稽古、スタッフ一人が体調不良で不参加だっただけで、全員が集合した。山形からも福島からも駆けつけてくれた。やはりブランク期間が入ると、やる気も沸騰してくるんだね。楽しみだ。菜の花座も公演を打つごとにしまってきて、ようやく劇団らしくなってきた。この芝居の稽古と同時進行で、コント3題の稽古も進む。井上さんのコント2本とオリジナル1本。若手女優3人が2本、シニア男優が1本、目標は吉里吉里忌での上演だ。

 3月、会津置賜高校演劇部ジョイント公演の番外出演、4月、シニア3期生卒業公演、吉里吉里忌、5月、シニア団プレ公演、6月、全国大会と切れ目なく続く。その間、僕は8月菜の花座公演の台本書きも進める。今年もまた、忙しい日々のスタートだ。嬉しいような、やれやれのような。
コメント
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