ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

劇団で何が悩みかって言って・・・・

2015-03-18 10:59:33 | 演劇
 置賜文化フォーラム、県が音頭取りをして置賜全域の文化振興を盛り上げる集まり、とでも言おうか。文化活動団体の側から端的に言わせていただくと、ありがたぁぁい金づる!ってことだ。毎年、審査の結果支援事業を決めて、10~20万円程度の資金援助をしてくれる。この制度のお陰で、随分多くの団体が助かっているはずだ。アマチュア音楽祭の開催とか本にまつわるイベントとか落語とか演劇とか、玉庭のひな祭りとか、我らプラザに関わるものでは、子どもクリスマス会なんかも入っている。



 支援を受けた団体の活動報告会が昨日行われた。フォーラムの構成者は置賜三市五町の芸術文化協会の会長さんと文化課職員、それに県の担当者。以上の皆さんがぐるっと囲む中、資金提供を受けた団体がその活動実績を報告した。スライドのプレゼンが主体だが、資料を片手に口頭のみでの報告なんかもあった。我らアマチュア演劇人祭実行委員会は昨年9月のコント大会の実績を報告。予定では、昨年同様、菜の花座メンバーのコント主体で、笑いを巻き起こしつつ楽しく発表する予定だったのだけど、生憎とみんな、その日ダメ!で結局僕がパワーポイント作って面白くもない報告をした。どこもみな、お金集めてでもやりたい!ってグループばかりだから、次回以降の支援もぜひ欲しいと熱心に報告をしていた。





 そうなんだ。田舎の文化芸術団体で、何が一番悩みかって、一に金、二に資金、三に集客、四にメンバー不足、五に実力、六に、・・・どこまでも上げても悩みの種は尽きないんだけど、やっぱり、金の悩みは深刻なんだ。菜の花座の場合だって、あれこれとフレンドリープラザから手助けはいただいているとは言っても、あくまで独立採算貫いてるから、もう公演打つたんび赤字は膨らんでいくという再建指定団体のような有様なんだ。常に墜落すれすれの低空飛行は、団員の負担によってどうにか墜落・炎上・消滅を免れているという実態。

 なんか新しい試みしようとすると、どうしたって先立つものの心配から始まる。だから、置賜文化フォーラムのようなパトロンは、お客様に次ぐ金様、おっと間違った神様のような存在なんだ。3年間その支援を受けたから、コント大会なんてびっくり企画も実践できたということ。この資金提供、三年間で一区切り、昨年分で終わり。さあ、困った!金づる無くなるぞ。コント大会ようやく軌道に乗り始めたって言うのに。続けるにはどっかからお金引っ張って来なくちゃなんない。どっかにいないか?大金持ち。

 菜の花座、金策下手だからなぁ、座長も代表も団員も。観客増やして入場料収入で黒字経営、てのが劇団の健全なる姿なんだけどね。それが、うーん、・・・なんて頭抱えてるわけにいかんのだよ。金づるは手分け足わけ探す!観客動員倍増計画を至急実践する!この2本立てで頑張るしかない!と、そういうことだから、団員はチケット売れぇぇぇぇ!ファンの皆さんは、芝居を見てくれぇぇぇぇ!

 
コメント
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