ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

夢のお告げ?本当だ!NHKBS世界のドキュメント「眠りの科学」、あんたは正しい!

2019-01-11 10:21:00 | テレビ

 眠りって疲労回復のためじゃなかったんか?NHKBS世界のドキュメント「眠りの科学」が睡眠の大いなる可能性を開いて見せてくれた。

 いや、疲れた脳を休める、その要素も多分にある。それは番組でも紹介されてた。寝不足だと、記憶力とか判断力が極端に落ちる。誤った行動や判断をしがちだって。うん、そりゃ実感だ。そこまでなら、わざわざ番組作ったりしないだろう。常識の範囲内だ。

 だがな、眠りの中で学習が進んでる!となると、こりゃ聞き捨てならんぞ。幼児を使った記憶力テストで見事に実証していた。一つの動作を覚えさせた後、昼寝した組としなかった組、寝た子供たちの方が、先の作業をしっかり覚えていた。ピアノ譜の暗記についても同じ、徹夜より適度な睡眠が好結果に結び付く。いいねぇ、何はともあれ寝る派のこちとらにゃ、救いの教えだぜ。

 さらに、脳の掃除、つまり老廃物の排出、は睡眠中脳髄液が血管中に入り込んでこまめにやってくれてるんだそうだ。なるほど、これが疲労回復の仕組みってわけだ。さらにも一つ、夢の意味って話題もあった。脈絡なく訳の分からない夢でも、現実に繋がってるって。睡眠中、脳内で起こる記憶の移動は、一時的記憶貯蔵庫・海馬、PCならメモリー、から大脳皮質・ハードディスクに移される。そこで、以前から居る記憶住人たちと適当に関係を持たされて記憶されるってことなんだ。夢ってやつは、この大脳皮質が適当に結び付けてる断片が蘇ってくるってことなんだそうだ。だから、当然、寝る前の関心や心配事、心の状態に緊密に関連してるし、意味ありげだが、支離滅裂で奇想天外なストーリーになって現れるわけだ。

 で、今日の夢見だ。なんとなぁ、次回作の1シーンがものの見事に出現してくれたんだぜ。なんか、カムイの忍者のような奴が、マント翻しつつ闘ってやがんのさ。で、その衣装について、そこは白だろ、とか、いやグレーだ、なんて外から声がかかってる。さらに、その戦いの相手がどうも悪者じゃない。かと言って、忍者の方も魔界の使者ってことでもない。ほほー、そういうことか、なるほど、善悪二元論、勧善懲悪じゃない、それはそうだろう。何か両者ともに、心ならずも向き合っている、それが面白い。

 実は、寝る前に、ZOZ前澤社長の100億円バラマキが題材として面白いって思ってたんだ。かつて仲間として、ともに稼ぎを重ねてたメンバーのうちの一人が、上手い儲け口を見つけて大金持ちになり、かつての仲間たちに金をばらまくって話しだ。まっ、そのものずばりなんだが、人間の欲がせめぎ合うって点では中世も今も同じだから、なんか身につまされたストーリーになりそうだって思って、寝た。と言っても、その間、本も読み、ビデオで、立派な屋敷が欠陥住宅で次々に壊れていく、なんて、途方もない建造物スラプスティックコメディを見てからね。

 夢の中の二人が、叫んでいる内容はわからなかった。いや、真剣な戦いだから、聞こえてくるのは二人の抑えに抑えた息遣いだけだったかんだろう。でも、たしかに、両者は敵であって仲間なんだ。暗示的じゃないか。しかも、衣装とか、立ち位置とかに視線が行き届いていることも伝わって来る。明らかに、二人は、次なる舞台の主役としてふるまっていて、そのことを十分に感じている、それが夢見るこっちにもわかる。

 そうか、これがいただいた夢のお告げなんだぜ。このシーンを中心に物語を組み上げていけばいいんだ。

 夢はどんどん、具体的な情報を増やして行き、いつの間にか、外から見ていたこちらも引きづり込まれて、台本の構成についての対話になって行って、目が覚めた。うーん、残念、さらに多くのヒントをもらいたかったぜ。だが、理屈から言えば、そこまでしか大脳皮質には関連情報がないってことなんだろう。続きが見たけりゃ、もっと繋がりそうな知識、詰め込めよ、って話しだな。わかった、わかった、勉強するからな、次はさらに驚くようなヒントを閃いてくれよな。

 やれやれ、夢だよりかよ、って、違うって、夢も自分の大切な蓄積物なんだってことだぜ。

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