ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

装置建て込み!ミュージカル『泣いた赤おに』

2019-01-31 08:53:45 | 地域文化

 本番の4日も前だけど、建て込みさせてくれるって!素晴らしい、太っ腹!高畠町文化ホールまほら。共催してくれてるってところからして、偉い!子供たちの合唱指導20年、地域への貢献度、きわめて大。Kさんご夫婦で育てて来た音楽の広場、巣だって行った子供たち、町の大きな財産だもの。そのくらいはしてくれて当然だよな。菜の花座も20年なんだけどぉぉぉ、なぁんてことは言わない。旗揚げ10年とか公演50回とか、区切って振り返るのとかって好みじゃないんでね。必死で目の前の公演にぶつかって行く、それだけで精いっぱいだ。

 おっと、話しがずれた。4日も前から装置仕込ませてくれたってこと。それも、そのまま本番まで据え置きでいいってんだから、これはもう、感謝、喝采、雨あられ、だな。

 6時からの稽古ってことで、こっちも同時刻に入って建て込み準備。まず、可動型の民家を建てる。そう、簡単に移動できる形ね。今回の舞台で大変なのは、最初は合唱のみのステージ、後半の舞台でミュージカルって2部構成になってることだ。途中休憩の20分で反響板を上げ、装置を建て込むって、こりゃかなりの荒業だ。だってな、反響板とばすだけで、15分かかるってんだから。残り5分!?ってことは極力、事前に組み込んでおくしかないってこと。ってことだから、青おにがぶち壊す民家は、6尺×6尺の平台の台車の上に事前に組み立てておく。赤おにと青おにの家は、壁面パネルにしてバトン吊り。これで出し入れ上げ下ろしは短時間で可能になる。あとは、平台と開き足を組んで山道とか小山とかを作る。これだけの作業を、あらかじめさせてもらえたわけだ。

 6時半を回って、他の菜の花座メンバーもおいおい集まって来たので、装置組み立て、吊りパネル作製組と、平台、開き足設置組に分かれて作業。どちらも、ささっと!ってわけにゃ行かなかった。パネルは以前作った材料の再利用なので、強度の保全など現場での手入れがかなりある。台組みのほうは、1段、1段高くなっていく構造を全員が理解するのに時間がかかったり、吊りもの位置との調整に戸惑った。

 予定では、7時半過ぎには完成して、実際に装置を使って稽古してもらう予定だったが、なんとか終了したのが、9時前、子供たちに見て歩いてもらうだけしかできなかった。

 まず装置類は手の込んだ作りで、窓は開く戸は動く、民家には自在鉤まで吊ってあって、まあ、ここまで作れれば申し分ない。ちょっと赤おにの家が大き過ぎたかな?山道、小山の方は、うーん、横は布で覆ったが、蹴込の無いのと平台の表面、剝き出しなのがねぇ、これが気にかかる。ただ、これ以上、手数を増やすと、5分間の建て込み時間を大幅に超過しちまうのは目に見えてるしなぁ、どうするか?

 前日仕込みには照明さんが入って、色を作る。そうなれば、もう少し剥き出し感は減ってくることだろう。ともかく、本番前のゲネプロまでこのまま設置しておいていいってのが、何よりだ。当日午前中は、後半部分のミュージカルをやってから、撤去して合唱のリハ。その後で1度、装置出しの稽古をさせてもらわにゃいかんだろうな。まさか、休憩を30分も延長させるわけにはいかないだろうから。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする