何の話か、って、韓ドラ『バガボンド』さ。
シーズン1最終回、見終わった。
まぁ、最後の最後までやりたい放題だよなぁ、いいのか?ここまでやって!許されるのか?ここまでリアルを無視して!
最終話に限っても、
・航空機テロ事件に関係したことが判明している大統領が、さっぱり拘束されてないだろ、
・大統領代行になった首相の事件捜査打ち切り指示が即座に実行されるだろ、
何故か警察の中に陰謀組織の手下がしるし、
・刑務所にはテロ実行犯が刑務員になってるし、
・いやいや、こいつ、前回には精神病院の看護人に成りすましてたし、
・犯人逮捕に復讐の炎を燃え立たせる女捜査官は潜入捜査でさっさと刑務所に入って、しかも重要参考人と簡単に接触してる、
・刑務所内の防犯カメラは陰謀団がすべてモニターしてるし、
・飛行機爆破テロの指示役の航空会社社長?はさっさと釈放されるし、
・・・
もう、思い付くもの書き出しても切りがない。それも16話だけ限ってもだぜ。どの回もこの調子、勝手放題、やりたい放題なんだ。だが、
いや、いいのさ、
・主人公が超絶技で火災事故から逃れたとしても、それは構わない。
・突如、陰謀団の実行グループに入って復讐を遂げられたとしても、
・女捜査官がたちまち妖艶なロビイストになって北アフリカに現れたとして、
それはいいのさ、アクションドラマだからな。
主人公は死なない!
凄まじいまでのリアル無視!超絶ご都合主義!
でも、許す!!!!
なぜってな、見る者釘付けにするサスペンスシーンの連続と、予測不能の展開と、フルスピードの疾走と、見事なアクションシーンと、唸ってしまうカメラワークと、ついでに音楽と、あっ、甘々のラブシーン、これはどうでもいいんだけど、
ここまで面白く話し引っ張ってくれれば、許すよ、文句は言わない、ケチは付けない!いいように引き回してくれてありがとう。
それが『バガボンド』なんだってことだな。
韓ドラにゃ付きもののこの身勝手な展開、結果面白けりゃ文句はねえだろ、ってのにずいぶん飼いならされちまったから、って言うより、それが物語の楽しさってものなんだって気付かせてもらったから、ドラマや映画見る時の身構えも変わったし、台本書く時の意識も少し軸が動いた。
つまり、勉強できました、ってことなので、『バカボンド』にもありがとう!
にしても、シーズン1のこの終わり方、憎いねぇ、見事だねぇ、ちゃんとプロローグのシーン回収してるからね、それも、砂漠の中のスナイパーと要人、狙う者と狙われる者が、愛し合う二人だなんて!
で、ここで終わっちゃうの????
そりゃ罪作りってもんだろ、さっさと続編作ってくれよ、頼むぜ。
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