ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

明け方のビデオ撮影

2008-10-20 19:21:15 | 地域文化

 ふるさとCM大賞・川西町編ビデオの撮影、やっと終わった。今回は、いや~きつかった!僕もだけど、部員の方はもうめちゃくちゃだったね。学園祭の準備しながらビデオ撮影用の張りぼて作りだから。

 学園祭準備の時間なんて関係ない。クラスの仕事なんかほっとけ!演劇部の出し物・ダンス披露なんて、出来た所まででいい!ともかく、ともかく、撮影の期日までには絶対間に合わせんなねんだ!!追いまくったねぇ!尻たたき続けたねぇ!発破かけまくったねぇ!最後の金曜日はとうとう全員9時までの時間延長、保護者のみなさんにもずいぶんと迷惑をお掛けした。

 で、昨日と今日が、その撮影日だった。詳しくは、昨夜遅くと今朝の明け方。学園祭で3ステージも踊り続けたそり夕方から作戦開始って、あまりに惨くないか?でも、仕方ないんだ。泊まりがけでやるとなると寮に泊まるしかない。となると、寮生が帰省している日しかない。ということは、ここしかない。

 せっかくの合宿だから、お楽しみプログラムも用意しようと夕食は、全員で芋煮会。わいわい大騒ぎしながら鍋作って、結構な量だったけど、みんな平らげた。若さの食欲!さあ、腹一杯芋と肉を詰め込んで、作戦開始!

 撮影現場は学校の野菜畑。ここに1メートル近い高畝を作った。どうやって?機械じゃないよ。すべて手作業と工夫だ。ちょっと見には、畝と言うより、野戦陣地の趣だったけど、まずはそれらしくなった。

 いよいよ撮影。いやー、夜の畑って、やっかいだぁ!電源どこにもないもの。当たり前だろ!仕方ないので、体育館のピロティから延々とコードを引っ張って、照明用と音楽再生用とビデオカメラの電源にした。

 たき火の明かりも生かしつつ、参加者全員が浮かび上がる照明ってけっこう大変だった。灯体をあっちに運び、こっちに移動し、それも真っ暗な畑の中の作業だから。でも、本物の炎ってとっても魅力的!舞台ではではできない怪しい雰囲気が漂う。たき火をを囲んでの演技、って言うより奇妙なダンス、って言うより火祭りの大乱舞!たった4シーンだったけど、気がついたら11時だった。

 寒い!疲れた!眠い!自然と動きも鈍くなる。ようやく片づけを終えて、寮に入る。待望の風呂に入って全員が眠ったのは、午前2時!!おっと、最後まで起きててくれたのは顧問Nだけどね。僕の方は、もうさっさと生徒と一緒に風呂に入ってバタンキューだった。

 翌朝は4時半に全員をたたき起こして、学校に戻ってメイク衣装付け。その間、顧問二人は暗闇の中、照明やカメラのセッティング。時刻が刻々と過ぎていく。夜明けの薄明の中をバンドが練り歩いてくるってシーンだ。狙いは朝靄の中から現れるって幻想的なシーンだったんだけど、生憎と、今朝は曇天、朝日も無ければ、置賜秋の名物深い霧も掛からなかった。がっかり。

 このシーンが一番苦労した。だって、明るくなる空との追いかけっこだから。それに、電柱とか、体育館の建物とか、畑のネットとか、やたら邪魔者が多くて、カメラや照明を抱えて右往左往しながら、8テークほど撮影した。

 次に紅大豆の発芽のシーン。ここで先の土塁のような高畝が登場。大きな双葉が現れて次に新芽が出て、1年生中心にかわいらしいシーンとして仕上げた。そして、最後がいよいよ問題の枝葉のダンス。これについては奇妙、奇っ怪、滑稽、爆笑がコンセプト、詳しくは書けません、絶対に!演じるのは男子全員、恥ずかしさをかなぐり捨てての怪演だった。さらに、男たちには恐怖の×××シーン(これも見てのお楽しみ!)も撮り終えて、すべて撮影は終了。なんとかかんとか、請負仕事をやり遂げることができた。

 よおやった!部員たち!文句も言わずに辛い毎日をよくしのいだ。大変なことでも、面白れーってぶつかって行く根性、これってとってもいいことだと思う。そうそう、撮影の後は、当然稽古だったしね。

 

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