ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

新キャラは一年生

2008-10-22 20:59:02 | 演劇

 ふるさとCM大賞のビデオ録りが終わったら、目の前に食育子どもミュージカルの連続公演だよ。25日(土)川西町小松小に始まって、27日(月)南陽市梨郷小、29日(水)高畠町和田小、11月1日(土)高畠町生涯学習館(高畠町の保育園の先生方の研修会)、8日(土)長井市はぎ苑(長井市食生活改善推進協議会の厚生労働大臣賞祝賀会)と連続5回の公演が続く。

 問題は、一年生6人のために新しいキャラ作っちゃったことだよ。

 5月の公演では、一年生は”残飯グルグル”ってゴミ袋かぶってちょこちょこっと踊る役を交代でさせていた。でも、これじゃあまりに可哀相じゃないか。惨めじゃないか、グルグルみたいに。あっ、見てない人には分かんないね。入部して半年にもなるんだから、ちょい役でもいいからせりふのある役上げなくちゃって思ったんだ。

 それに、ここらで舞台に立たたせて、力付けてもらわないとね。舞台に上がると、なんてったって鍛えられるから。一人でせりふ言えば、欠点がたちどころに見えてくる。昨日なんかも、緊張のあまり胸式呼吸になってしまうのを発見してしまったもの。当然、上級生に混ざれば声も小さい、動きもぎこちない、視線もきょどる。自分の拙さにもろ直面するってことだ。これが、いいんだよ。こうやって自分自身の未熟さに向き合い、それをとことん突っ込まれて、ようやく、板の上の役者らしくなっていくんだ。

 そう、目的はすこぶる良い!問題は、時間がない!!!ってことなんだ。本番までなんと、稽古日が四日だぜ!時間にして12時間!!愕然!!やたらびっくりマークが付くが、これでも足りないくらい、今焦っている。たったこれだけの短時間で、ど素人の一年生を人並みに仕上げ、それをシーンとして成り立たせようって、これどう考えても無謀じゃない?衣装や小物も作らなくちゃなんないしね。

 って、今頃気づいたってもう遅いてえの。公演引き受けちゃったんだから。だから、今度も、もーっ!やるっきゃない!今日から基本トレーニングなんてやってやってらんねえよ、部活開始とともに、即稽古だよ。それでも足りないのは見え見えだから、公演前日には先週に引き続き夜9時までの特別練習を組んだ。ごめんなさい、保護者のみなさん!

 でも、1月には東京公演だってあるわけだし、一年生もお手伝いさんなんかじゃなく舞台の担い手として主体的に参加してもらわなくちゃだめなんだから、ここは一つ踏ん張り所だと思う。これ、上手くいけば、芝居も厚みが増すし、何より一年生がぞろっと一人前に育つってことだ。そう言って、部員たちにも話し、というより、僕自身に何度も言い聞かせつつ気合い入れて、明日明後日を乗り切ろう!

 

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