菜の花プラザシニア団、稽古の最初はまずダンス!女性陣は「スィングスィングスィング」、男たちは「マンボNO5」。どうやら振りは覚えたようだけど、ノリが悪いんだよなぁ。踊りつつ手拍子するところでも、いつの間にか表打ち、いっくら、ン・タン・ン・タン・ン・タンだって叫んでも、も一つピンと来ないみたいなんだなぁ。ジャズやポップスと仲良くして来なかったシニアには、今さら、無理よ、無理だから、って話しなんだろう。体にオフビートのリズムがしみ込んでいないから、ダンスも盆踊りとかフォークダンスになっちまう、まぁ、ソロダンサーはリズムとれるから、救われるんだけど。本番はお客さんもノリノリで手拍子してくれるだろうけど、それもきっと表打ちだ、シニアが多いから。とすれば、仕方ないのかな、なんて妥協しちゃいかん!車での行きかえりに、何度でも曲流して体で覚えてください、って強く言い渡した。
男の方はマンボなのでリズムの難関はない。が、マンボ特有の体の動きて奴がある。なんとなくくにゃらくにやらした上半身の身ごなしだ。足はリズムを踏んでいるからまあいいが、上半身は完全に死んでる。こっちは、ユーチューブの動画でペレスプラドなんか見て勉強してほしいところだが、ネットと友好関係築いている人は少数、そう、シニアだから、ってことで、もう、しょうがねぇ、コミカルダンスで行きなよ。下手にカッコつけて踊んなよ、見てる方が恥ずかしくなるから、リズムを崩さず、面白おかしく踊ればいいよ。後は、元気と気合い!そう、最後はリフティングでフィナーレと行こう。ただし、持ち上げた奴は、直後におっこどす、うん、これがいい。
演技そっちのけでダンスに夢中、いいの?そんなんで、と一部焦ってるメンバーもいるが、僕も含め、これでいいのだ!バカボンボン!シリアは楽しくなくっちゃ。いろいろやらなくっちゃ。踊れるってとこ見せることが大切なんだよ。ほほーっ、年取ってもあんなことできるんか!やるもんじゃないか!ジイサン、バアサンも満更、捨てたもんじゃないな、こう思ってもらえればそれでいい。後は退屈せずにゆったりと時間を過ごしてもらえればね。
こう開き直ってしまうと、演出としちゃ気楽なんだよね。ラスト、どう幕を下ろすか、迷ってたんだが、そうか!踊っちゃえばいいんだ!どうせ、シーンは夜の公園でのパーティ。万引きしてきた酒や食い物片手に全員で賑やかに踊りおさめよう。曲は「マンボNO5」!いいんじゃない、ジジババたちが、夜の公園でどんちゃん騒ぎ、元気伝わるよ。顰蹙ものだろ?そこが楽しいんじゃないか、世間の常識、お定まり、ぜーんぶ取っ払って、ジジババの出撃だい!
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