Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

偽預言者を警戒せよ。隣人が地獄の危険にさらされているのに黙っているのは本当の愛徳ではありません。|Sermon about Hell and its eternity

2021年07月10日 | お説教・霊的講話

アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、2021年7月11日は聖霊降臨後第七主日です。

「テレワーク」方式ではありますが、皆様にYouTubeで「聖霊降臨後第七主日の説教」の動画をご紹介いたします。

ドモルネ神父様と小野田神父による、英語、フランス語、日本語のお説教です。

この動画が気に入ったら、お友達にもご紹介くださいね。

天主様の祝福が豊にありますように!

トマス小野田圭志神父


カトリック教会の聖職者たちがイエズス・キリストの教えをはっきりと教えなくなると、別の宗教がカトリック教会の代わりに場所を占めようとする

2021年07月10日 | お説教・霊的講話
2021年6月19日(土)童貞聖ユリアナ・ファルコニエリのミサ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父 説教(大阪)

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

愛する兄弟姉妹の皆様、今日は6月19日土曜日、聖ユリアナ・ファルコニエリの祝日です。



この聖女は御聖体の聖女であって、また、6月はイエズス様の聖心の月、19日は聖ヨゼフの日、土曜日はマリア様の日ですから、イエズス様とマリア様とヨゼフ様と聖ユリアナとに祈りましょう。
私たちの祖国日本、そして全世界のカトリック教会の為を思って、このミサの直後に御聖体降福式を御捧げ致しましょう。
特に罪の償いの為に、カトリック教会の為に、教皇様の為に、日本の司教様や司祭、聖職者たちの為に御捧げ致しましょう。

思ってみれば、今から約1年半ぐらい前、2019年10月に、バチカンでパチャママという異教の母なる大地の女神が、教皇様の前で、崇敬の異教の儀式をした事がありました。パチャママの女神像を持って、枢機卿や司教たちが聖ペトロ大聖堂に行列で入堂して、宗教行事を異教の行事を行なった事がありました。

それ以後、教会は全世界で門を閉じられてしまって、公式のミサも捧げられなくなってしましました。信徒はミサにも与る事ができずに、秘跡にも与る事ができずに、終油の秘跡を受ける事もできずに、告解もできずに、あるいはミサを立てていると警察が来て、罰金を払わなければならない、という事態になりました。
復活祭も、公式のミサはローマで行われなかった、という2000年カトリック教会始まって以来の出来事が起こりました。
聖ペトロ大聖堂では、教皇様のミサが行なわれなくなりました。おかしな事が行なわれるように、私たちの目の前で起こるようになってしまいました。

今までカトリック教会を非難していた人は「地獄などは中世のおとぎ話だ。『地獄がある』と言って人々を恐れさせて、人々を民衆をコントロールしようとしているのだ」と言っていました。

しかし、今度は、マスコミなどで教会を非難していた人たちが、「さぁ、疫病がうつるぞ。さぁ、恐ろしいぞ。感染者は何名出た。陽性が何名出た」などと言って、民衆を恐れさせているではないでしょうか。

教会が、イエズス様の仰った通りに、「全世界に行って、聖父と聖子と聖霊との御名によって洗礼を授けて、洗礼の水によって天主の子供となる。清められる」と教え、「天国に行く」という事を教会が教えていることを非難していた人が、今度は口を揃えて、「ファイザーとモデルナの名前によってワクチンを受けなければ、全世界に行ってワクチンを受けなければ、私たちは救われない。」とさえ言っているようです。

カトリックの司教様でさえ「あぁ、これで、ワクチンが日本に来たので、これで私たちも安心だ」とさえ言っているほど、おかしな時代になっているのではないでしょうか。

御聖体は、私たちはイエズス様の真の体であるから、跪いて、礼拝して、口で拝領してきました。しかし、「感染があるから」と、おかしなやり方で聖体拝領をしなければならないとなっています。

私たちは「人間は、天主の似姿とそしてその象に従って創造されたのであるから、そして天主から頂いた命は誰も、天主以外には手をつける事ができない。私たちは、『汝、殺すなかれ』と、たとえどんな胎内に、お母さんの胎内にいる子供であっても、人間であるから、誰も手をつける事ができない」と教えてきました。

ところが、新しい世界統一宗教を作ろうとしている人々は、「今、環境問題だから、地球温暖化があるから、二酸化炭素が多すぎるから、人口を削減しなければならない。人口は多すぎる。だから何としてでも人口を減らす。その手段は選ばない」とでも言っています。

あるいは今まで、「人間の自由が大切だ。なぜカトリック教会は子供に洗礼を授けるのだ。子供が大きくなるのを待たなければならないではないか」などと言った人が、乳幼児にも、必要とはないと思われるような子供たちにも、「ワクチンを受けなければならない」と主張しています。

これらのことは新しい「宗教」のようです。何故ならドグマがあって、それを信じなければならないからです。イエズス・キリストが天主であること、御聖体、聖母については、どのような冒涜も許されています。しかし、コロナやワクチンに関することについて、それが科学的なデータであっても、すこしでも疑いを挟むことは許されておらず、異端審問を受け、ソーシャルメディアから抹殺され、信仰箇条として信じなければならないからです。そのようなおかしな話はまだまだたくさんあります。そうした色々ありますけれども、ここでは私は申し上げません。

しかしこれを見ると、カトリック教会がその教えをはっきりと言わなくなればなるほど、あるいは教会の聖職者たちがイエズス・キリストの教えを伝えようとしなくなればなるほど、別の宗教がその代わりに、そのカトリック教会の代わりに、場所を占めようとしているかのようです。

私たちは一体、どうすれば良いでしょうか?

私たちは、カトリックのままで留まらなければなりません。信仰を、教会の為に、そのまま保持しなければなりません。そしてイエズス様に、ひたすら御憐れみを乞い願いましょう。イエズス・キリストは真の天主、マリア様は真の天主の御母、聖ヨゼフはその天主の御養父であります。

御聖体の中において、真の創造主が私たちと共におられます。私たちにとって何も恐れるものはありません。天主が私たちの傍にこうやって、愛して傍におられるのであれば、地獄から鎖を放たれて悪魔がうじゃうじゃしていようと、天主が守ってくださるからです。イエズス様が「フッ」とやれば、あっという間にろうそくが消えるように消えてしまうからです。

ですから、私たちはこのままイエズス様をお愛しし、御聖体を礼拝し続け、カトリックの教えを信じ続けましょう。

そしてこの災難がより短く縮められるようにお祈り致しましょう。それによって多くの方々が、永遠の命に、信仰に、目を覚ましてくださるように祈りましょう。
「あぁ、やっぱりカトリック、やっぱりイエズス・キリストだ。やはりイエズス・キリストが王でなければ、私たちは悪魔を王として支配してしまう事を許してしまうのだ」と、気が付く日が来ると、多くの方々が目覚めて下さる日が来ると、信じております。

イエズス様の聖心の無限の功徳、マリア様の汚れなき御心の無限の功徳によって、多くの主を知らない人々が、主を知る恵みを頂きますように、お祈り致しましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。


清貧と貞潔の生活を送り、御聖体のイエズス様と、聖母に対する愛で、『聖霊の竪琴』という異名をもつ聖エフレム

2021年07月10日 | お説教・霊的講話
2021年6月18日(金)助祭証聖者教会博士聖エフレムのミサ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父 説教(大阪)

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

1つお知らせがあります。7月22日の海の日は、東京で午後にマーチ・フォー・ライフがあります。
その翌日は、去年大阪でやりましたように、今年も7月23日金曜日のスポーツの日に、大阪でもマーチ・フォー・ライフをマリア様と共に行います。
大阪の街をマリア様に祝福して下さるように、一緒に聖母とマーチ・フォー・ライフの行列をしたいと思っています。

その為に既に7月23日は時間を取っておいて下さい。午前中にミサを行ないます。
午後には去年のようにマリア様と共に大阪の街を行進します。

今日は聖エフレムの祝日です。

聖エフレムという方は、4世紀にシリアで生まれて、そしてシリアで助祭として働いた方です。生涯、一生涯助祭として留まって、司祭にはならなかったようです。

ちょうど聖イエロニモと同時代の人で、373年に亡くなりました。ペルシアがシリアに侵略してきてエデッサという所に逃げたのですけれども、エデッサという町でペストに罹った人たちを看病するうちに、それに感染して亡くなってしまいました。

助祭として、清貧と貞潔の生活を送っていましたが、非常に深い信仰の知識と、御聖体と、イエズス様と、聖母に対する愛で、多くの著作を残しました。シリアの言葉で書きました。その文章は非常に美しく、『聖霊の竪琴』という異名をあだ名を付けられたほどでした。

私たちはよく「キリスト教はヨーロッパのもので、ヨーロッパで生まれたものだ。神学はヨーロッパのものだ」とよく話を、間違った話を聞きます。事実はそうでありません。

大体、キリスト教というのはエルサレムで、旧約聖書を根元に生まれたものであって、そして教会の初代からシリア、ペルシア、あるいはエジプト、コプト、あるいはアフリカ、そして色んな言葉の所に伝わりました。そしてそこに伝わった人たちは、自分の言葉で非常に美しいイエズス様を讃美する神学を、あるいは詩を残しています。

全てが私たちの所まで伝わったわけでありませんけれども、シリア語で聖エフレムのものが私たちに伝わっています。

フィリピンではタガログ語、あるいはその他の言葉で、イエズス様の御受難を歌う非常に有名な歌があります。世の創造から最後の審判までを歌う歌です。これを見ると、決してキリスト教の本当の信仰というのは、ただ単なるヨーロッパという一部のものではなくて、「全世界の全ての言葉が、その愛と真理を表明するものだ」という事が分かります。

私たちも聖エフレムに倣って、私たちのイエズス様を、そしてイエズス様の聖心とマリア様、御聖体をお愛し申し上げましょう。

私たちがマリア様に申し上げる、「マリア様、愛しています。」あるいはイエズス様に、「御身を愛し奉る」という言葉は、どれほどイエズス様の心に響く美しいものでしょうか。そして全世界に響く美しい言葉でしょうか。

私たちも聖エフレムに倣って、マリア様、イエズス様を讃美致しましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。





--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

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