苦しみの玄義 第5玄義黙想
2021年6月5日(初土)御聖体降福式にて(大阪)
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父
『苦しみの玄義 第5玄義:この一連を捧げて、主が十字架に釘付けにせられて死し給いたるを黙想し、聖母の御取次ぎによりて、救霊の恵みを乞い願わん。』
初土曜日の信心として、15分間、ロザリオの玄義の一つを黙想致しましょう。
6月はイエズスの聖心の月ですので、イエズスの聖心が開いた、十字架の上、マリア様がそこで佇む、足下で佇む、苦しみの玄義の第5玄義をマリア様と一緒に黙想して、イエズス様の聖心の神秘を黙想する事を提案します。
では、マリア様と共に、十字架に付けられ給う天主の聖子、人となった天主の御言葉、私たちの為に死を受け給う天主の命御自身、美しさを全て失った、見分ける事もできないほどボロボロになった私たちの主イエズス・キリスト、血だらけの、傷だらけの主、贖い主を、マリア様と共に黙想致しましょう。
イエズス様の聖心が開かれて、そこからは御血と水が流れ出ました。
トゥイではやはり、三位一体のビジョンで、十字架に付けられたイエズス様の聖心から御血が、御聖体を通してカリスに滴り落ち、『憐れみ』と『聖寵』この2つの文字が現れました。
マリア様が、イエズス様の聖心からの全ての功徳を私たちに分配して下さいます。
それと同時に、イエズス様の聖心は、「人類をこのように愛する聖心を見よ。このこれに対して受けているのは、冷淡と無関心と冒瀆だけだ。少なくともお前は、私を慰めてほしい」と仰いました。
マリア様の御心と共に、イエズス様の聖心を御慰め致しましょう。
御聖体の内に真に在し給うイエズスの聖心に、礼拝と、感謝と、讃美、罪の償いを御捧げ致しましょう。
私たちの捧げ物はあまりにも足りないので、マリア様が補って下さいますように。
全人類が苦しんでいるコロナ騒ぎ、マリア様の御憐れみによって縮められますように、マリア様の御取次ぎを乞い願いましょう。