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聖霊が私たちに与えられていて、「全てが破壊された」と、「教会は廃墟となった」と思ったその瓦礫の中から、また教会は復活してきた

2021年06月28日 | お説教・霊的講話

2021年5月22日(土)聖霊降臨の前日のミサ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父 説教(大阪)

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

お知らせがあります。明日は聖霊降臨の大祝日です。ミサの前に朝9時頃から洗礼がある予定です。お祈り下さい。

6月3日木曜日は、御聖体の大祝日です。この祝日にも夕方にミサを行なう予定です。またその次の主日、6月6日は御聖体の荘厳祭ですが、できれば御聖体行列を大阪の街で行ないたいと思っております。その為にもお祈り下さい。

明日は聖霊降臨の大祝日で、今日はその前日を祝っています。その準備の為に、今この時間を利用致しましょう。準備を良くすればするほど、私たちに聖霊の御恵みが、賜物が与えられます。

今日の福音でもイエズス様は仰いました、「私は聖父に願おう。そうすれば聖父は、あなたたちに聖霊を送って下さるだろう。そしてその聖霊は、永遠にあなたたちの内に留まる」と。

特に今日の集祷文では、「聖霊の光によって、私たちが固められますように」祈りました。聖霊は特に私たちに、「主に対する愛」で、それを確固としたものとして下さいます。「私たちの主に対する愛が、揺るぎのないものになりますように。」

剛毅の賜物です。主の御旨を果たそうという、飢えと渇きです。主の御旨を重んじて、主の御旨の為にどのような犠牲も厭わない、という御恵みです。

実際2000年前に、使徒たちもこの剛毅の賜物を得て、今まで隠れていたにもかかわらず、弱々しい使徒たちが勇敢に外に出て、イエズス・キリストの十字架を説教しました。

イエズス・キリストを亡きものにしようと、十字架を亡きものにしようと、キリスト教を亡きものにしようと、2000年間この世の勢力は、何度も何度も試みました。しかしその度に、それは失敗してきました。聖霊が私たちに与えられていて、「全てが破壊された」と、「教会は廃墟となった」と思ったその瓦礫の中から、また教会は復活してきたからです。

キリスト教の大迫害の時、ローマ時代もそうでした。フランス革命の時もそうでした。日本での迫害時代もそうでした。そして現代の21世紀でもそうです。

これからどのような時代になるか心配しないでください。何も私たちは恐れずに、イエズス・キリストへの信仰と、そして愛が確固とされますように、お祈り致しましょう。

良い聖霊降臨の主日を迎える事ができますように、聖母にお祈り致しましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。



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