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所有権も所有物も何もなくさせ奴隷のように人類を管理する全世界の共産主義化を防ぐには、どうすれば良いのか

2021年01月24日 | お説教・霊的講話
2021年1月2日(初土)聖母の汚れなき御心の随意ミサ

聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父説教(大阪)

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

愛する兄弟の皆さん、

今日は、2021年の初土曜日です。そしてこの『初土の信心』の大切さについて、皆さんにもう一度知って頂きたいと思って、もう皆さんはご存知の事ですけれども、もう一度申し上げるのを許して下さい。

ファチマのマリア様は、今から100年前に、こう仰いました。
「天主は、汚れなき御心への信心を、この地上に確立する事を望んでおられる。
もしもこの願いが聞き入れられるならば、多くの霊魂が救われるだろう。そしてこの世界は平和になるだろう。
しかし、もしもそうでなければ、多くの霊魂は滅びる。そしてこの地上も地獄のようになる。」

つまり「ロシアがその誤謬を全世界に広めて、そして教会に対する迫害を挑発して、戦争、飢餓を起こすだろう。」

「しかし、」マリア様は言われます、「それを防ぐ為に、教皇様がロシアを、聖母の汚れなき御心に奉献する事をお願いに来る」と。

「もしもそうすれば、ロシアは回心するだろう。そして世界には、一時的な平和の時が与えられるだろう」と。

今、この予言が実現しつつあるようです。

ロシアの誤謬というのはつまり、無神論的な共産主義で、それによると全て人間は機械であって、精神のない奴隷のようなものであって、そしてそれは、全世界を共産主義化させようとする誤謬です。所有権も所有物も何もなく、奴隷のようにただ管理されているだけ、宗教も無く、イエズス・キリストも無い、天主も無い、そのような世界が、強制収容所のような世界が、今、ますます出来つつあるのではないかと、多くのこの出来事が私たちにそう示しているようです。

マリア様は1929年、シスタールチアを通して、教皇様が、全カトリック司教と一緒になって、ロシアを奉献するように、マリア様の汚れなき御心に奉献するようにお願いに来ましたが、それはまだなされていません。

しかしマリア様は、「教皇様は、非常に遅れるけれども、それをなされる。そして遅すぎる事はない」と仰いました。

その奉献がなされますように、私たちはお祈り致しましょう。

では私たちは、ただ教皇様が奉献されるのを、ただ待っていれば良いのでしょうか?

いえ、マリア様は私たちに、特別の御恵みを与える方法を与えました。それが、『初土の信心』です。

初土の信心をする事によって、マリア様は私たちの救霊を約束したのみならず、特別な聖性をも、聖徳をも約束しました、「天主の玉座に飾られる花のように、特別な霊魂となるだろう。」

それのみならず、私たちのこの地上における祝福も約束して下さいました。有名な例は、広島でイエズス会の修道院が、ファチマのマリア様のメッセージを生きていた、初土の信心をしていた、そしてその為に、原爆は全く何もなかったように生活する事ができた、という事です、生き延びる事ができた、という事です。

では初土の信心をして、私たちのこの危機の時代を乗り越える事ができるには、どうしたら良いでしょうか?初土の信心というのは、どのような事にあるでしょうか?

非常に簡単なのです。毎月5ヶ月続けて、
1.マリア様の汚れなき御心に対して犯される罪を償う為に、ロザリオを5連唱える事。
2.そしやはり同じ意向で、汚れなき御心に対する罪の償いを果たす意向で、御聖体を拝領する事。
3.告解をする事。
4.そしてマリア様のロザリオの15の玄義の内の1つを、15分間黙想する事です。

それを5ヶ月続ける事です。

そしてもしもできるならば、マリア様の汚れなき御心に対して犯される罪を償う為に、イエズス・キリストを愛する為に、罪人の回心の為に、教皇様の為に、犠牲や祈りをする時に、その意向でお祈りするという事を、何度も何度も改めるという事です。

今日、この初土において、この遷善の決心を取りましょう。そしてこのミサを、聖体拝領を、そしてロザリオの黙想を、マリア様の汚れなき御心に対して犯される罪の償いとして、御捧げ致しましょう。

そうする事によって私たちは、全世界の共産化を防ぐ事ができます。そしてそれを少なくとも遅らせたり、短くさせたりする事ができます。そして多くの御恵みを、多くの霊魂たちに与える事ができます。日本を守る事ができます。

この今日のミサを、熱心に御捧げ致しましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。






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