Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

愛する兄弟の皆さま、もしも私たちが主の御旨を果たそうと、御国を追求するならば、他の事は一切主が与えて下さいます。そして聖霊の実りを私たちが受ける事でしょう。

2020年09月17日 | お説教・霊的講話

アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

2020年9月6日、聖霊降臨後第14主日に東京で録画した小野田神父のメッセージをご紹介いたします。


聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

愛する兄弟の皆さん、今日は聖霊降臨後第14主日で、福音の中ではイエズス様が、「まず、天主の国とその義を求めよ。その他のものは溢れるばかり加えられる」と言っていました。

ですから、「他の事は心配するな。まず主の御旨を果たす事、主を愛する事、主の御望みを果たす事に一生懸命になれば、その他の事は主が考えて下さる。信頼せよ」と言っています。

ですから、「私たちは、主に信頼する方が、人間に信頼するよりももっと良い事だ」という事です。

ですから、私たちも、この主の聖心に従って、「主の御望みが何か」という事のみを考えて、追求するように致しましょう。「カトリックの信仰を守る上で一番大切なものは一体何か、何が必要なのか、そして私は何をしなければならないのか」という事を考えましょう。

「教会に最も忠実である、本当の意味で従順である事。本当の意味で教皇様を、教皇制度に従う事、その教皇様の教えに従う事。本当の意味で聖伝を守っていく事、聖伝に従う事、忠実である事。本当の意味で私たちの最も大切な務めでる天主を讃美して、愛して、そして霊魂を救う、救霊を追求する、という私たちに与えられこの務めを果たす事」これを追求していきましょう。

つい最近、ヴィガノ大司教は、元アメリカの教皇大使で、昔は国務省の中でナンバー2で、非常にこう立派な仕事をされていた方が、9月1日付けで、カトリック・ファミリー・ニュースというところで、新しい手紙を発表されました。それを見ると、本当に主の御旨を果たす為に、主の御国を追求する為に、一生懸命やっているという姿を感じる事ができます。

このヴィガノ大司教の言っている事の中には、こんな事があります、「もしも私たちが主を愛する為に、そして御聖体を恭しく聖体拝領できなかったり、あるいは冒瀆的に拝領させられなければならなかったり、あるいは御説教が異端的であったりとか、救霊の話よりも何か別の話を、霊魂を救うというよりも地球を救うとか、他の話をしている、あるいはその他、真の真理イエズス・キリスト以外に救いがないというよりは、『あぁ、どこの宗教でも同じだ』等というような事を聞かされる時には、そういう所は出て、聖伝のミサ、つまりカトリックの本当のミサを捧げている司祭の所に行って、そしてカトリックの昔ながらの教えを、御説教を聞く方が1000倍も勝って良い事である」と励ましています。そして「他の事はあまり心配するな」と言っています。

大司教様は司祭たちに対しても、「もうカトリックの昔ながらのミサをするように。そしてカトリックの昔ながらの御説教をするように。そしてもしもそれの為に教区から追放された、あるいは嫌がらせをされた、いじめにあった、というなら、それは心配するな。主に信頼せよ」と励ましています。

「私たちが今必要なのは、『剛毅』という徳であって、これはギリシャ語では“ἀνδρεία”と言って、『男らしい』という意味で、非常に男らしい態度で行かなければならない。『あぁ、もしかしたら何かお仕置きを受けるんじゃないか、意地悪をされるんじゃないか』という事を心配しなくていい」と言っています。

どうぞ愛する兄弟の皆さん、もしも私たちが主の御旨を果たすならば、主の御旨を果たそうと、御国を追求する、それだけを考えているならば、他の事は一切主が与えて下さいます。そして聖霊の実りを私たちが受ける事でしょう。

聖霊の実りは、聖パウロが12個挙げています。

「愛徳」“caritas”、そして「喜び」 “gaudium”、また「平和」“pax”。

これは、天主が私たちを愛して下さったが故に、私たちの心に生じる喜びと、そして平和です。

そして悪に対しても、私たちは「忍耐」 “patientia” とか、あるいは「堅忍」 “longanimitas”、悪に対抗する力も与えられます、聖霊の実りとして。

そして隣人に対しては、心の中で「親切」 “bonitas”が起こり、それから態度に対しても「優しい態度」“begninitas”ができます。

またもしも、隣人から何か悪い事を受けたとしても、「柔和」“mansuetudo”に、また隣人を裏切る事なく、そのたとえ悪があっても、その善意を「信じる」“fides”、という事ができます。

また聖霊の実りとして、天主の御旨を果たそうと、天主の御国のみを追求するなら、私たちの態度、外見にも「慎み」“modestia”が現れますし、そして食べ物についても「節制」 “continentia”、そしてあるいはまた他の所でも「貞潔」“castitas”が与えられる。

これは、「肉の働き」と聖パウロが今日書簡の中で列挙した、色々な悪と対抗に反対するものです。

そして私たちが天主の御旨を果たせば果たすほど、それの実りを受けて――これは12個はまだ全てではないのですけれども――、そのもっと多くの実りを私たちが受けて、主からの多くの祝福を受けて、本当に私たちは喜びに満たされるはずです。

ですから私たちも、主の聖心に倣って、御言葉に従って、主の御国をまず第一に追求する事にしましょう。何も恐れずに、聖伝のカトリックのミサに与って下さい。何も恐れずに、主の聖伝の昔ながらのカトリックの御説教を聞くようになさって下さい、読むようになさって下さい。

そして霊魂を救うようにして下さい。永遠の命に入る為に、霊魂をまず救うように、全力を尽くして下さい。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2020-09-19 21:18:42
fiat!!
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