全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

学期末。。。

2006-03-08 05:08:05 | 教師の仕事 2005

 3月。高校は入試、卒業式、学年末考査&進級認定と、とにかくドタバタしている。前にどこかで書いたかもしれないが、僕たちの本当の師走は3月である。

 学年末成績をつけなければならない。

*****

 成績をつける時、僕たち教師は何を参考にするか。
 1.考査の成績
 2.提出物(レポートや課題、ノート検査などもある)
 3.出席状況
 4.授業中のパフォーマンス
   積極性などを見る。僕は基本的には加点主義である。
 5.小テスト成績

*****

 あ~でもない、こ~でもないと考えても、考査の成績がいいものは、大体レポートなどの提出物もちゃんと出ているし、出席状況も授業中のパフォーマンスも、小テストの成績も大体いい。すべてを考慮に入れても、テストの点数だけで考えても、結果は同じになってしまう。そんな経験をすることが多い。成績はAかBにならざるを得ない。
 僕たち教師は、ただ教えたこと(最低限)だけを元に考査問題を作成しているわけではない。でも、考査問題には教えたことをそのまま尋ねている問題もある。これに的はずれな解答をするものがいる。学習してほしいことがら、決められた範囲で最低限抑えてほしいことを、こちらとしてはきちんと提示しているつもりである。もちろん提示が悪い場合もあるかもしれない。でも、テストを実施すると、AさんとBさんで得点がダブルスコアのことがある。そうなると、聞いていない or 響いていない(?)生徒がいることになると思う。
 ある程度勉強していれば答えられる問題なのに、まともな点数がとれない。これはやはり勉強ができないことになってしまう。努力をしているかもしれないが、結果が出ていない。残念ながら、そんな点数しかとれないものが、考査以外の評価項目でポイントをかせいでいる場合と、そうでない場合を比べてみると、どうも後者の方が断然多いようだ。そうなると成績は、DとかF(不合格)点しかつけようがなくなる。

*****

 テストの成績だけで決めるのは絶対よくないと思う。自分が評価される立場なら願い下げだ。だから総合的評価・平常点を加味した評価といって、いろいろなことを成績をつけるときに加味する。生徒だった経験のあるものとして、当然であると考える。でも、いろいろしても、あんまり考査の成績でつけた評価と変わらないことがある。もちろん例外もあるとは思うけど、あまり変わらない。。。
 たとえば生徒自身や保護者に成績の付け方を説明し、生徒の1.~5.のデータを提示しても、結局はできないからできないという救いようのない結論しか出ないことがある。そうすると今度は往々にして、そんなに、あれもだめ、これもだめと説明されてもといわれることもある。僕も経験がある。
 結局どのように評価しても納得していただけないこともある。
 難しい。


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You Raise Me Up

2006-03-07 05:21:24 | 全英連参加者 2006
Celtic Woman  荒川静香選手がエギジビションの時使う曲、You Raise Me Up。僕は最初enyaが歌っているのだとばかり思っていた。
 それがどうも、Celtic Womanというグループ(複数でWomanなの? なんて、つっこみはいれない)によるものだということを最近知った。

 あるサイトに歌詞が掲出されていた。著作権大丈夫なのかなって思いながら、一通り読んでみた。思ったよりもずっと易しい。

 You Raise Me Up...
 速度もそれほど速くないし、比較的歌詞の語数も少ない。ひとつの音符にひとつの単語に近い感じで歌えそう。

 授業で使えるかな。。。 いかん、職業病だ。


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小学校英語教育

2006-03-06 05:26:11 | 気になる 教育行政

 読売新聞に小学校の英語教育の是非が、日教組の教研集会でも論議になったことが取り上げられた。

 日本教職員組合(日教組)の教育研究全国集会の外国語教育分科会で、中央教育審議会で検討中の小学校への英語教育の導入を巡り、現場の教師から賛否の声が上がっている。どうも、賛成意見、現状追認意見、反対意見と3派にどうも分かれているようだ。

 賛成意見
 不慣れな、L1でない英語で自分の考えを相手に伝えようとする努力を重視し、コミュニケーション能力を高めることに通じると考える。
 現実追認意見
 (大阪の先生) 府内の9割以上の小学校が英語をとり入れている実態を考え、是非を議論する段階はもう過ぎているとの考え。
 反対意見
 (金沢市の先生) 同市は昨年度から英語教育の構造改革特区に認定された。石川県教組金沢支部のアンケート結果をふまえて、教師にも生徒にも負担が大きく、双方とも疲れ切っていると言う意見。
  ・「英語を教える補助教員との打ち合わせ時間がない」
  ・「評価が難しい」
  ・「十分な授業が出来ない」
  効果に懐疑的。

*****

 分科会に参加した別の教員の意見。
 「中学入学時点で既に英語が嫌いという子どもが増えた」との意見もあったそうだ。
   ↓
 増えた増えたと言っても、そもそもいつの、どこのサンプルと比較しているかを述べない限り主観的なイメージととられるだけだ。もちろん教研集会での意見なのだから具体的な調査をしているとは思うが、こんな報道のされ方では発言・発表の信憑性が疑われる。

*****

 現状報告会だからやむを得ないかもしれないが、改善のヒントがいくつか見えている。これを英語学習(授業とは言わないよ)がよりよい方向に向かうヒントとするか、できないいいわけとするかは先生方の考え方に左右される。
 「補助教員との打ち合わせ時間がない」ならば、それをもってできない理由にするか、それとも、時間に余裕を持たせるために人を採るのが当たり前だと主張するか。
 「評価が難しい」ならば、それをもってできない理由にするか、専門的な研修を受けさせろ。時間をよこせと主張するか。
 「十分な授業ができない」ならば、それをもってできない理由にするか、できるように方策を出さない行政の落ち度を攻めるか。

 このままでは、忙しい忙しいと言っているだけだととられてしまう。
 確かに小学校の先生の勤務状態はまともではない。それを改善しなければ、英語学習どころではないのはわかる。これを世間にわかってもらえる方策をどのようにとるか。それができなければ通常の教育活動にも支障があることをきちんと広報しなければどうにもならないのだ。
 どうするべきなのか。このままではおそらく日教組の中だけの意見交換にしかならず、英語教育・英語学習援助にプラスにはならないだろう。


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Ina Bauer 2

2006-03-05 05:48:43 | 全英連参加者 2006

 イナバウアーはエビ反りの技ではない。
 毎日新聞が、荒川静香選手の得意技としているこの技のことを特集していた。

*****

 前のエントリにも書いたが、イナバウアーはいまから半世紀ほど前、西ドイツ(当時)代表のIna Bauer選手が披露したことから名前が付いた。
 Ina Bauer選手はご存命で現在65歳。
 '57~'59年西ドイツ選手権三連覇。
 引退後女優に転身。現在はデュッセルドルフ近郊でジュニアの競技会「イナ・バウアー杯」を開催とのこと。

*****

 元祖イナバウアーは足を前後にずらして、足先を180度に開き横に移動する足技。ジャンプやスピンのつなぎとして使う選手が多く、まず得点にならない。トリノ五輪でも女子2位のサーシャ・コーエン選手(米国)、男子3位のジェフリー・バトル選手(カナダ)らが取り入れたが、荒川選手のイナバウアーが目立ち、あまり気付かれなかった。
 …取り入れていたかもしれない。でも、記憶にない。

 荒川選手は高校時代、「ただ滑るより、反った方がきれいじゃないかな」と思い、背中を反らせる練習をして、今のように頭が下になる状態まで曲がるようになったそうだ。どこかのTVインタビューで、本人は「調子に乗って背中を反らせたいたらできた。」と、言っていた。
 あそこまでいったら独自性が強く見た目も美しいと思ったら、演技全体を評価する「つなぎ」「振り付けの独創性」「スケーティング技術」などの得点がアップしているらしい。そうだろうね。。。

 昨日Theater on Iceに荒川選手は出場。演技はオリンピックのエギジビションと同じものだったようだ。観客のインタビューでも、イナバウアーを見に来た人が多かった。
 …これが今年の下半期ならば、イナバウアーは間違いなく流行語大賞だ。


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なぜ辞退、駒大苫小牧高校

2006-03-04 08:18:53 | 気になる 学校の問題

 こんなばかげたことが許されるか ! ! !

 共同ニュースによれば、駒大苫小牧高校の野球部員ら14名が飲酒、喫煙で補導されたそうである。

 夏の甲子園で連覇を果たし、今春の選抜大会への出場が決まっている駒大苫小牧高校(北海道苫小牧市)の野球部員を含む14人が市内の居酒屋で飲酒や喫煙をして警察に補導されていたことが2日、分かった。
 同校では昨年夏の優勝後にも、当時の野球部長が部員に暴力を振るったことが発覚、部長が解任処分されている。
 1日の卒業式の後、野球部員を含む計14人が市内の居酒屋で飲酒、喫煙していた。野球部員の中には昨年夏の優勝のときのベンチ入りメンバー5人もいた。
 
 この件について、日本高校野球連盟の山口雅生事務局長は以下のように述べている。
 「北海道高野連からの正式な報告が届き次第、高野連としての対応を決めたい」
 
【ニュースからわかったこと、感じたこと】
 補導されたのは、
 ①3月1日に卒業式を終えた、駒大苫小牧高校の野球部員ら14名である。
 ②「野球部員をを含む14人」と言っているのに、野球部だけが部活動名称が表沙汰になっている。
【ニュースに対する疑問】
 ①昨年の夏の大会、場合によってはその後の国体、までは野球部員として現役選手登録をしていたかもしれないが、少なくとも卒業時後まで野球部員なのか。
 ②これは、①ともとも関連するが、今春の選抜大会への出場を決めたのは、今回補導された野球部員ではない。
 
 さて、今回のことで以下のことが懸念される。
 1.今春の選抜大会の出場を辞退させられるのではないか。
 2.野球部関係者が監督不行届などと譴責処分を受けるのではないか。

 ここまでは3日午前中にメモをしたことである。

*****

 ここからは、4日に書いたことである。

 3日午後から事態は急展開した。
 1.駒大苫小牧高校の野球部責任教諭(部長)と監督が辞任。
   …校長がこれを受理。
 2.校長も辞任を申し出た。
   …おそらく学校の法人のしかるべき方へであろう。
 3.同校は春の選抜大会出場辞退。
   …何で?

 3.に関してはおかしいと思う。1.2.についても行き過ぎだ。これは野球部関係者であるからではなく、同校とは何にも関係ない、埼玉県の高等学校教諭の感想である。
 
 まず、高野連の規則では、現役引退後も、卒業式日まで野球部員だそうだ。従って駒大苫小牧高校の「野球部員を含む14人」という表記は間違いではないらしい。まず彼らの行状を考えよう。彼らは不届きである。未成年の分際で、(自宅や友達の家でこそこそ飲酒をしたり喫煙をしたりしていることは、自分の教師としての経験でも、現在の高校生ならかなりあることはわかっている。これだって、法律違反。)堂々と居酒屋なんかで打ち上をするのは、だめである。
 法律に違反している。日本は法治国家である。
 いいたいことはいろいろあるだろう。世間には君たちよりもず~っとずるく、うまく立ち回っている高校生は山ほどいる。3年間頑張った君たちの努力は称賛に値する。だから、やっちゃったのだろう。でも、法律違反なのである。
 判断ミスである。想像力不足である。
 未成年の飲酒喫煙については別に社会が許しているわけではない。苦々しく思っていることを知らない、軽視したのは判断ミスだ。ばれないと思ったか、ばれたらどうなるか想像できなかったのだろう。ただ、これは野球部だからできないわけではなく、いまの高校生ならば、困ったことだが、普通である。
 これらを大人が注意しないのは、バカな未成年を注意して災いが自分にかかってくるのがいやだからであり、許しているわけではない。やってはダメっぽいのではなく、ダメなのだ。
 自分たちは自分たちが思っていた以上に顔がしれていることもわからなかったのかもしれない。ひょっとすると、居酒屋で盛り上がりすぎで他の客とトラブルになったのかもしれない。お店も未成年であればお酒を出したりしてはいけないわけだし、この点について居酒屋の店長が、「(未成年とはわからずに)お酒を出してしまった。申し訳なかった」と言っているように、規則上も、公になったら大人社会の建前上もダメなのである。

 大バカもん。

 しかしながら、、、、、

 バカは誰なのか。責めは誰が負うべきか。
 責められるべきは卒業生である野球部員らであって、その責めがどのような形であっても、現在の同校在校生諸君に不利益として降りかかることは断じてあってはいけない。法治国家は基本的には罪刑法治主義である。「個人の責任は個人に」である。

 なぜ、現在の生徒がいやな思いをしなければならないのか。

 高野連は法治国家の基本線を越えることが許されるはずがない。高野連の規則による処分であれ、現在の生徒諸君に不利益を被らせる権利など高野連にはないはずだ。また、存在そのものが出場辞退をさせるような圧力を感じさせるのであれば気味が悪い。
 まず、卒業生の非行であって、現役の学生でもましてや現役の野球部員の非行ではない。これは明確に区分するべきことだ。一度卒業したら、それが、1日前のであろうと、5年10年前であろうと、「卒業生」なのである。

 駒大苫小牧高校の野球部責任教師(部長)と監督が辞任。校長がこれを受理したそうであるが、こんなことをして何になるのか。何か解決するか?
 校長も辞任を申し出たそうだが、これは殺人事件や交通死亡事故事案なのか?たかが野球ではないか。高校野球が教育の一環との考えもあるがやり過ぎである。一環は所詮一環であり、全部ではない。この学校における野球部のプレゼンスがどの程度かはわからないが、こんなことで校長が辞めるのが当然のようになってはいけないだろう。高野連の存在そのものが校長に辞任を決断させたとしたら、おかしいのではないか。もちろんご本人がいやになっちゃったからやめるのは結構だが、やはりやり過ぎである。

 でも、まあ、ここまでは個人の判断である。
 3.はどう考えても間違いだ。
 文部科学省の見解では、児童生徒は卒業・修了の学年の最終日まではそれぞれ当該学校の児童・生徒である。幼稚園児は卒園の年度末、小学6年生、中学3年生、高校3年生もそれぞれ年度末までは、卒業・修了した学校の児童・生徒である。
 確かにそれはそうである。
 小中は義務教育であり、在籍がとぎれることは許されない。
 中高は義務教育~非義務教育ではあるが、身分保障が続いていないと、やはり不都合が出る。中学卒業後高校入学まで身分無しだと、JRも学割がきかないとか、映画が大人料金だとか世の中が当たり前のように思っていることが実は当たり前でなくなる。

 でも、これはあくまでも身分保障をしてあげるための見解であり、社会の優しさである。卒業式の後も高校生であると考えるものがいるか?いないだろう。
 卒業後も高校生だから、年度末までは卒業生の非行について、出身校に何らかの管理責任が及ぶのであれば問題である。法律上管理責任があるから責任を負えというのならそれを受けることを厭うわけではない。精神論として母校に迷惑をかけないとか、卒業生に誇りを持ってもらえるように教師が教育活動に勤しむのは当然でもある。だが、100歩、1000歩、10000歩譲っても、何で現在の生徒が不利益を被るのか。
 これでは負の連鎖ではないか。
 繰り返しになるが、責めを負うべきはバカをやった卒業生であり、現在の生徒ではない。こんなばかげた話はない。人権蹂躙である。駒大苫小牧高校野球部は出場辞退をする必要はない。
 高校野球において、野球が技術だけではない。全人格的なものであるとか恐ろしげな意見も聞くが、野球は野球である。そんなことをえらそうに要求できるほど大人も立派ではない。

 阿吽の呼吸、落としどころとして出場辞退では、どうしようもないだろう。高野連としても出場を取り消す決定を出して、自分が傷を負わずに済んで大助かりだろう。でも、こんなのおかしい。

 なによりも現在の生徒がかわいそうであり、不利益を被らせる権利は誰にもないはずだ。
 後輩が迷惑を受けることを知って、バカをやった卒業生に反省をさせるとでも言うのか。冗談ではない。関係ない生徒に責めを負わすな。

 非常に不快なことである。


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「認定こども園」関連法案

2006-03-04 06:27:28 | 気になる 教育行政

 読売新聞に、過去このブログで何回か取り上げた「認定こども園」を整備するための法案のことが取り上げられていた。

 法案名称
 「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法案」

 なるほど、「認定こども園設置法案」とかにはならないよね。

 読売の取材によれば、政府は今年10月時点で全約1000施設を認定することを見込んでいるそうだ。このための財政支援などが法案に含まれることになるのだろう。
 新聞によれば財政支援などで新施設づくりを促進とある。具体的には以下の特例措置を盛り込んでいる。

 施設整備費や運営費の助成枠を拡大すること。
 私立保育所が保護者から徴収する施設利用料の独自に設定を可能にすること。

*****

 文部科学省、厚生労働省両方のウェブサイトを見ても、27日段階では法案のことが取り上げられていない。
 どっちが主務官庁なのかな?共管? それとも内閣府の少子化対策担当大臣が担当なのかな?
 法案が読みたいな。


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科目登録決定通知到着

2006-03-03 04:43:08 | 教師の研修 2005

 2日。入試の事務処理でヨレヨレ、ヨロヨロになって帰宅した。
 ポストに放送大学から郵便が来ていました。

 「成績表かな?

 封を切ってみたら、新年度の科目登録決定通知でした。新しい学期、何を履修するかこれで決まったことになります。

*****

 以前のエントリにも書いていますが、僕の平成18年度1学期は「人間情報科学とeラーニング」だけの履修になります。これは、修士全科生としての研究指導が、どの程度の負荷になるかわからないことと、4月から3年生の担任なのでその仕事量を考えた上での決定でした。正式に通知を受領し、ある程度新学期に向けての気持ちの整理・構えができたような気がします。(大げさかな)

 通知には学費明細が印刷されていました。
 入学料44,000円
 授業料20,000円(1科目分)
 研究指導料160,000(2年、4学期分)

 合計すると結構な額にはなりますが、いよいよこれを払い込むと、後には引けなくなりますね。

*****

 そろそろ成績表が来るかな。。。


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情報教育が必要なのでは?

2006-03-02 05:55:59 | 気になる 政治・政治家

 僕は自民党も民主党も積極的に応援をしてはいない。ただ、健全なカウンターパートとして民主党には頑張る義務があると思っている。
 今回の、いわゆる「堀江メール」については今日のエントリのような感想を持った。最初に国会でこのメールの話が出たとき、情報提供者を守るためとはいえ、大事な情報が黒塗りなんて随分アナクロな話だなあと感じていて、偽物くさいなあ、告発している議員さんもだまされているんじゃないかと思っていた。怪文書の類であると代議士は思わなかったのだろうか。
 2月28日、結局は永田議員の「個人的な確信」であるとして、間違いを民主党としても認めざるを得ないことになった。ここの顛末を産経新聞のウェブサイトがまとめている。(3月1日)
 それによれば……

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 ライブドア前社長から自民党幹事長親族への資金提供という爆弾質問の内実が、「情報提供者」に確認をとれず、「仲介者」が提供したメールの写しと言動だけを根拠にした極めてずさんなものだった。(おいっ)

 「送信者は堀江(貴文容疑者)で受信者は情報提供者と聞いた」(永田議員)
 信じた理由は……
 (1)仲介者の元記者と昨年から情報交換して全幅の信頼を寄せている。
 (2)「情報提供者」がライブドア関係者だと元記者が証言した。
 (3)元記者から銀行口座に関する情報提供があった。

 う~ん。。。国会議員がそこまで思いこむほどの情報なのかな。
 永田議員はメールが……

 「ワープロで打って印字したものではなく、電磁的な記録を打ち出したんだろうなという感じ」
 「文章も非常に自然」
 「不必要な情報まで書き込まれている」

 …から、本物だと考えたようだ。でもすべては「元記者」が発信源で、他の情報源はない。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 人を信頼することについてはどうこう言えない。でも、信頼を担保する・補強する証拠を見極められないで国会でなにか言ったとしたら、やはりおばかさんである。
 「ワープロで打って印字したものではなく、、、
 おそらく書式とフォントの印象にだまされたんだろう。送信者情報の欄や、本文の文字がメールっぽいからそんな風に感じたとしたら、中学生なみである。あの程度のものならワープロで充分作成できる。
 「文章も非常に自然」
 実際に堀江容疑者から相当数のメールをもらい、その前後の生の発言・会話と比較しないで、自然と判断できないだろう。
 「不必要、、、
 なにをもって必要・不必要なのか、判断基準がないじゃないか。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 周りのベテラン議員は何をしていたんだ。
 人を疑う必要があることを、この議員に教える人はいなかったのか。疑うことを知らなかったといえばキレイだが、政治家としてはおかしいと思う。
 「Yahoo!みんなの政治」で見ると、典型的なエリート街道ばく進型の人生である。

 平成5年 東大卒・大蔵省入省
 同7年 UCLA経営学修士課程へ留学(MBAかな)
 同9年 経営学修士課程修了後運輸省へ出向
 同11年 大蔵省を退職、公設秘書となる
 同12年 第42回 衆議院選挙にて初当選
 同15年 第43回 衆議院選挙にて当選
 同17年 第44回 衆議院選挙にて当選

 自分の頭のよさには確信があったのかもしれない。

-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 武部幹事長のご子息は週刊誌などで堀江容疑者と仕事上のつながりがあると報道されている。電車の吊り広告などでよく見かけた。一般国民が何らかの先入観、バイアスのかかった見方をすることはあると思うが、国会議員がそれじゃダメだろう。
 情報教育。もちろん狭義では電子情報の扱い方、情報そのものの判断能力だろうが、広義では情報の真贋を見極める教育である。
 電子情報はコピーできる。1か0の2進法で中間はない。でも、情報とされることそのものは曖昧なものである。
 まして自筆ではなく、印刷物で、なおかつコピーである。(筆跡鑑定はできない。)
 前提として、ウソから考えるのが本当だと思うのだが。。。永田議員は違ったようだ。

 やはり辞職すべきだろう。
 言葉が軽すぎる。行動が軽すぎる。


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国語の問題で出題できない?漢字

2006-03-01 05:42:40 | 教師の仕事 2005

 「じゅけん」

 さあ、書いてみよう~。

 中学生は試験を受ける時に、机の上に筆記用具以外は「じゅけんひょう」を置くことになる。「じゅけんひょう」には、当然漢字で「じゅけんひょう」と書いてあるから、カンニングになるかもしれない。でも、本当はもっと問題になることが書いてあるから。

 「じゅけんひょう」は「受検票」なのである。

*****

 受検?
 受験じゃなくて?

*****

 県立高校だけかもしれないけど、県立高校に入学しようとしている中学生がもっているのは、受検票なのである。業界用語のようだが、ちゃんとわけがある。受検票は、学力(検)査を(受)ける人を示す票だから受検票の字を使う。
 この仕事についてはじめての入試の時、なんだかよくわからなくて教務主任に質問したら、そう教えてもらった。試験会場(教室)も正式には学力検査会場である。この他、受検者という用語もある。

 なかなかわからないでしょう・・・


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