十数年前に、かわいい 赤い実を期待して植えた2本のさくらんぼの木。さして収穫もないのにやっと色づいた実は先に鳥に食べられてしまうありさまでした。花も葉も美しくないので、数年前に1本は根こそぎ抜いて、もう1本は枝を切り落として幹だけにしていました。
ところが、庭木の手入れ中にふと気がつくと、真っ赤な実がなっていたのです。花が咲いたことすら気づきませんでした。こんな赤い実を鳥は気がつかなかったのでしょうか。そういえばこの春先、一時ほど鳥の姿を見ないような気がしていたのです。
近所でも、今年は鈴なりのサクランボをよく見かけました。毎年サクランボの木の上から大きなネットを張って鳥から防御するお宅も、今年はネットが掛けてありませんでした。やはり鳥が少なくなったのでしょうか。収穫はできても、それはそれで気になります。
今年我が家の庭から消滅したもの。それは大切に育てていたハマナスです。寒さには強いはずなのに、猛暑の南国の夏に耐えられなかったのでしょうか。
それは、5年前に網走から買って帰った苗でした。開花を期待してはいませんでしたが、大切に育て3年目と4年目に美しい花を咲かせて私を感激させてくれました。写真は、今は幻となってしまった昨年のハマナスです。