アムステルダムからバスで2時間でアントワープへ。EUになってからは、パスポートの審査も不要、通貨もユーロに統一されているので非常に便利です。国境は小さな標識でしか確認できません。
アントワープは『フランダースの犬』しか思い浮かばないほど、私の中では両者はしっかり結びついていました。ネロ少年がその前で息絶えたというルーベンス『キリスト降架』がノートルダム大聖堂にあります。そのほか『聖母被昇天』『キリスト昇架』、ステンドグラスも見ものです。尖塔は123メートルでベルギー最大のゴシック様式の教会です。
ベルギーといえばビール。その数およそ800種類とか。写真はチェリービールと白ビールと黒ビール。寒い土地でブドウが採れないことからビールになったとか。ビールの種類によってグラスも微妙に違うのです。白は喉の奥でちょっと甘みがして若干のクセがありました。メインはこれまた牛肉のビール煮でした。いわゆるビーフストロノガフみたいでしたが、久々のお米に感激!
ここから約1時間でブリュッセルへ。一日中降ったりやんだりのしの降る雨でしたが、こちらの人は傘をささないで歩いている人も結構いました 。濡れることが不快でないのかしら・・・?
【世界遺産】グラン・プラスは11~12世紀に開かれた市場で街の中心にあり、その周りを重要な建物が取り囲んでいます。照明を浴びて模様を映し出しているのが15世紀の建物・市庁舎。キリスト誕生の場面を再現した人形も。ひと月ほど毎日このにぎわいを見せるようです。
横にはギルド・ハウス、向かい側には王の家、ゴディバやレオニダスのチョコレートの店があります。街路や公園にはクリスマスマーケットが所狭しと並び、クリスマスオーナメント、グリューワイン、ワッフル、ソーセージ・・・・が売られ、メリーゴーランドも回っていました。寒かったので温かいグリューワインでもと思ったけど、日本人はどうも立って飲んだり食べたりする習慣からは遠いようです。
街のいたるところにワッフルの店があり、甘く香ばしい焼きたての香りが漂っています。お腹がすいているときはとても素通りできません。長方形のブリュッセルワッフルは外がパリッとしていて、中はふんわり。その場で焼いてくれるのでおいしさこの上なし。日本で見かけるのとはだいぶん違います。アイスクリームやジャム、フルーツなどのトッピングも選べますが、ワッフル自体の味を楽しみたいのでプレーンで。軽いので2枚も食べてしまいました。1枚2ユーロ。
グランプラスからほど近いホテルに着いたのが7時半。それからいろいろあって・・・。三連泊のはずが急きょ変更に・・・。明日は別のホテルに二連泊することになりました。こんなことは初めての経験でした。また荷物の整理をしなければなりません。