この時期にだけ出して飾る土びな。春を持ってきてくれる人形です。無彩色のシンプルさと手のひらにすっぽり収まるかわいさと、この表情がとても気に入っています。娘用の段飾りは押入れの奥深くに納まったまま。知り合いのおばあさんが娘の初節句の時に、わざわざこしらえてくださった雛用組布団もあります。
もう何十年も箱から出していないので気になっているのですが、5段の組み立てと後片付けを考えるとそのエネルギーはありません。たそがれの二人の生活には、この土びながぴったりです。この地方では旧暦で雛祭りをするところが多いし、桃の花が咲かないと華やかな雛祭りの雰囲気は出ません。もうしばらく飾っておきます。
♪~♪~♪~♪~♪~♪ 春は庭から ♪~♪~♪~♪~♪