7:00 朝食バイキング。 8:30出発
★ 寶覚寺(パオチュェスー)
寶覚寺 は1928年建立の仏教寺院で、境内には30mの布袋のような弥勒菩薩像があります。何でも中国では布袋は弥勒菩薩の化身だとか・・・。戦前に台湾で亡くなった日本人移民のの14000柱の納骨所や慰霊碑もあります。
建物が1999年の地震で傷んだので、それを覆うような形で新しいコンクリートの建物で保護しています。まるでお寺のマトリョーシカ???
昔日本人が建てたものを、いつまでも大切に保存しておこうという心に感謝の念がおきます。日本が統治した51年間を「日本時代」と呼び、「占領」とか「植民地」とか「統治」という言葉はでてきませんでした。
ガイドさんによれば、78歳以上の人は日本語ペラペラだとか。「日本時代」が残したいい習慣として、治安がよくなったこと、靴を脱ぐ習慣ができたこと、教育制度を普及させたこと、米作りを指導したこと、茶や砂糖や樟脳などの産業を興したこと・・・等々ガイドさんの日本評価は予想以上に高いものでした。
★ 日月潭(ズーユェータン)湖畔 ★ 文武廟(ウンウーミャオ)
日月潭は国内最大の天然湖で、海抜746m、水深39m。北半分が太陽の形、南半分が月の形をしているところからこう呼ばれているとか。日本統治時代の1928年にダム湖と発電所が竣工し湖面も広がりました。
湖畔にある文武廟には、文の神「孔子」と、武の神「岳飛」「関羽」が祀られています。写真左は文武廟からの日月潭の眺め。太陽や月の形はイメージしにくいのですが、山と湖とカラフルな屋根のシルエットは間違いなく美しいものでした。
高雄に向かう途中の嘉義(チャーイー)で中部田舎料理のフルコース。昨晩に続くフルコースにも飽くことなく挑戦します。途中、目には見えないけど北回帰線を通過し熱帯に入ります。ます。
★ 高雄・蓮池潭(リェンチータン)
高速度道路の両側に続く緑から離れると、蓮池潭の湖畔が広がってきました。湖上のツインの竜虎塔は、左の竜の口から入り右の虎の口から出ると悪行を消して善にしてくれるというありがたい塔です。
色鮮やかな虎も竜も、ここではデフォルメされたりデザイン化されることは全くなくて、まさに張子の虎の超特大版。これこそが台湾を象徴する美なのでしょうか。
★ 高雄の果物
赤ピーマンみたいなレンブ、その右はナツメ、釈迦の頭みたいなシャカトウ。レンブはシャキッとした歯ごたえがあり淡白な甘みの嫌みのないおいしさです。ナツメはリンゴの味と食感が似ています。一番おいしかったのはシャカトウで、表面の粒々が滑らかになってくる頃が食べごろで、写真は半分に切ったところ。冷たさのないアイスクリームのような食感で、リピーターが続出するほどのおいしさでした。買う時にプラスチックのナイフとスプーンをつけてくれます。
みんなが飛びついたのが台湾バナナ。完熟のおいしさは日本では味わえません。写真のバナナの実の先に付いている大きな紫色をしたのが花です。パッションフルーツは中がどろっとしていて苦手の味でした。
★ 寿山公園(ショウシャンゴンユエン)
高雄市内の寿山にある公園で市内や港が望めるスポットです。中には「忠烈祠」や「大東亜戦争完遂祈願」の塔がありました。園内にちょうど卵をたてにぎっしり並べた様な足つぼ用の道があり、その上を靴を脱いで歩けば足裏のツボに石がピッタリ当たって悲鳴を上げながらも挑戦していました。
夕食は高雄市内の「龍興海鮮餐廳」で海鮮料理のフルコース。みなさすがにイセエビが出るとまでは思っていません。3回目のフルコースとなると食べるペースがだんだん落ちて、皿には残りが出るようになりました。何しろ、これでもか、これでもか、とサーバーのペースも早く種類も多いのです。
★ 台湾式マッサージ
ホテルまで送迎付きのマッサージに行きました。全身マッサージ60分1500元。約4500円で絶対お得なマッサージです。ホテルのように大きな建物で各フロアに部屋がたくさんあり、これはたぶん観光客用でしょう。ベッドに並んで服を着たままでもOK。NHKのテレビをつけてくれましたが、いつの間にか眠ってしまいました。
部屋に入ってキャリーバッグを開けようとすると、専用の南京錠を失くしているのに気がつき、さあ大変!ここがヨーロッパだったらパニックになるところですが、何しろ「お隣さん」の国。意外と冷静でこんなへまをするのは私だけではないはず・・・。最終的にフロントの人が金づちで叩いて開けてくれました。カギは壊れましたが。
ヨーロッパだったらチップを差し出すのは当然のこと。ここでも感謝の気持ちを表したくて差し出すと、後を追いかけてまで戻してくれました。気持ちよくトラブルを解消してくれるのはやはり四つ星ホテルです。
バス走行距離:280km 22℃ よく晴れていました。