花蓮から七堵へ向かう特急「自強号」の中で、ガイドさんからプレゼントされた『花生』。ピーナツを使った花蓮特産の餅菓子は素朴で大変おいしかったのです。和菓子の様に手の込んだ芸術的なものではなくいたってシンプル。食べながら作り方をイメージしておきました。外側はたぶん求肥、中の餡の部分はピーナツを粉状にしてうまみのある砂糖を混ぜたもの・・・・。で、作ってみました。
写真上段左:皮を剥いたピーナツ40gをミルに10秒ほどかけて粉状にします。油分が出て少しかたまりも出たので、黄な粉大匙1、キビ砂糖大匙2ほど入れて混ぜておきます。
上段右:白玉粉120gと水200mlをダマにならないように混ぜ、キビ砂糖80gを入れ滑らかにします。2分半ほどレンジで加熱したら、取り出して上下をよく混ぜ、また2分半ほどレンジにかけます。取り出して混ぜるとプルルンとなります。
下段左:片栗粉を敷いたまな板の上に取り出して、横長に形を整え10等分します。一つずつ餃子の皮みたいに丸く広げ、その中に上記のピーナツ粉を餡として包み込み、皮の周りから真ん中に向かって押し包むようにして口を閉じます。
片栗粉をふったまな板の上に閉じ口を下にして置き、手のひらに包むようにしてくるくる回すと写真のように形がととのいます。
現地で食べたものとそんなに変わりないおいしい「花生」風が出来上がりました。
♪~♪~♪~♪~♪~ お菓子は中国茶で ~♪~♪~♪~♪~♪
台湾ではカフェでも免税店でも高山茶を勧められます。ペットボトルにありがちな薄茶色でなく、薄緑やレモン色に近い色のお茶です。写真のような丸い茶葉は全形で、お湯を注ぐと丸い葉が元の葉の形になり茶器いっぱいに膨らみます。
何度か台湾を訪れるうちに中国茶のお店となじみになり、高山茶の知識や淹れ方を習い、梨山茶、阿里山高山茶、凍頂茶、茶器を買って帰りました。今回は「東方美人茶」を初めて買いました。カフェインが少ないので寝る前にも子供にもよさそうです。
我が家の茶器セットです。茶壺(チャフー)、茶海、茶杯、聞香杯、茶盤、茶杓、茶鋏、茶こし・・・と決して高価なものではありません。
お茶菓子の緑豆糕は、緑豆粉と砂糖を混ぜて固めたもので、落雁に似ているけど、もっと軟らかく崩れやすいお菓子です。一煎目の時に聞香杯で味わう中国茶の香りは包み込むような優しさをもっています。小さな茶壺で何回も繰り返して淹れられるのが中国茶です。