介護施設に入所している母の元に通い始めて2年10か月。それなりにペースをつかんで夕食の準備も手際よくやれるようになりました。6,7時間かけて、帰宅はいつも5時過ぎ。それに合う下ごしらえをしていきます。
この日は和食のメニューの予定。
サケを塩麹に漬けに。焼いて大根おろしを添えるつもり。大根は輪切りにしてコンソメスープで30分ほど煮て味をしみこませていきました。後でバターで焼いて柚子胡椒で食べる予定。ピーラーで剥いた大根の皮は味噌汁の具にする予定。ほうれん草は茹でてシラスと和えます。レタスは洗って冷蔵庫でシャキッとさせておきます。ここまでやっていると、帰宅後の調理が非常に楽なのです。
記憶がまだらになった母と取りとめのない会話をして帰る途中のこと。ワインコーナーで秋のフェアをやっていました。おいしそう~!
このところプリン体カットの発泡酒が主流だったのでたまには・・・・・・・。その時、夫から「前立腺の癌検査は異常なし」というメールが入り、これで購入決定!
こうなると、予定の献立ではワインに合いません。「うーん・・・」と思案しながら帰ってきて、テーブルには「うまく変身」した献立を並べました。
コンソメ味の大根、厚めに切った作り置きの塩豚、シメジをバターで焼いて洋風に。サケは塩焼きをホイル焼きに変更。味噌汁は薄めの味にしてトマトを浮かべて「強引に」味噌スープに。
バターとトマトがあればかくも変身できるものか・・・、と我ながらこの強引料理に感じ入りました。ワインにもよく合いました。