結城朝光がうっかり言葉にした「忠臣は二君に仕えず」。それを大きく捉えた梶原景時は将軍に讒言します。
朝光からその苦境を聞かされた実衣は「私が何とかします。大丈夫」と。
その数日後、日頃から景時に不満をもった御家人66人の連判状を将軍頼家に提出します。
頼朝、頼家に絶大な信頼を得ていた景時でしたが、頼家はあっさりと排除する決断を下します。その時の景時の驚きと悲しみ。無言の表情の獅童さんの演技が素晴らしかった!
かつて絶体絶命の頼朝の命を助けた景時のあっけない終焉でした。
これは幕府の舵とをりを誰がするのか、御家人の血で血を洗う抗争の始まりです。13-1=12。鎌倉殿の裏で何が行われていたか、三浦義村や義時の顔も出てきました。
頼朝と同様に女性に対してだらしない頼家は、こともあろうに安達景盛の妻に心を寄せ略奪を図り、それを認めない安達盛長·景盛親子を討とうとします。その横暴ぶりは政子によりいさめられます。政子強し!
この場面は権力をかさにきた頼家の暗君ぶりを描くために本にもよく出てきます。
頼家と12人。プラス影で暗躍する武士。鎌倉殿はこれから荒れに荒れます。
そうそう、この後、結城朝光は80数歳まで生きて活躍します。政子のお陰です。